女性の官僚

女性の官僚は増加傾向に

官僚というと男性ばかりの世界のように思われがちですが、実は女性の官僚もそれなりにおり、第一線でバリバリと活躍しています。

たとえば、1988年には「キャリア」といわれる官僚のうち、女性の割合はわずか3%でしたが、2012年の採用数を見ると28.2%まで伸びています。

また、時代とともに幹部となる女性官僚も増えており、2014年には法務省よび経済産業省の2つの省で初めて女性の局長が誕生、さらに外務省および厚生労働省でも女性の局長が1人ずつ増え、話題を集めました。

安倍内閣の成長戦略にも「女性の活躍推進」が盛り込まれており、2020年までに、社会のあらゆる分野における指導的地位に占める女性の割合を30%にまで引き上げることを目標として掲げています。

こうしたことから、今後、官僚の女性幹部を増やす傾向もますます活発になっていくものと考えられます。

ハードワークを耐え抜く覚悟も必要

今、官僚の世界でも女性の活躍が求められていますが、しばしば「官僚は激務だ」といわれるように、決して楽な仕事でないことは知っておく必要があります。

国会の開会期間中、官僚は、国会議員の質問に対して答弁を作成する仕事を任されます。

その作業は夕方以降に行うことが一般的であり、関係部局で話し合いを行ったり調整を行ったりしていると、仕事が終わるのは深夜を超えることはもちろん、朝方になるようなこともあります。

このようなライフスタイルは、体力がある若いうちや独身時代はこなせるかもしれませんが、結婚や出産をして子育てと両立するとなれば相当な苦労を感じることになるはずです。

仕事と家庭の両立に向けて

これまで各省庁では、子育て中の女性官僚に対しては、残業の少ないポストへの異動や仕事量の調整など、さまざまな配慮によって対応してきたようです。

しかし、官僚の仕事があまりに忙しいことから、いざ家庭を優先したいと考えた場合には、どうしても一定以上のキャリアアップを諦めなくてはならないという事実もありました。

官僚に対する待遇改善は以前から訴えかけられており、各省庁では仕事と家庭が両立できる支援制度のさらなる整備などに取り組んでいる真っ最中です。

まだ時間はかかるかもしれませんが、この先、家庭と両立しながらも無理なくキャリアアップしていける職場へと変わっていくことが期待されます。