官僚は激務?

官庁の仕事は忙しい

官庁はどの省も激務だとされています。

とくに、国会に向けて法案を書く時期や、国会の会期中はものすごい忙しさとなり、わずかな仮眠だけとって徹夜が続き、月の残業時間が300時間を超えるようなこともあるようです。

ほんの数日くらいの忙しさならまだしも、数ヵ月間に渡ってこのような日々が続くこともあり、官僚は相当なハードワークをしているといえるでしょう。

入庁してからの数年間の新人時代は雑務を任されることも多く、とりわけ多忙な日々を送ることになります。

ただし、若手の官僚は場合によっては県庁や市役所へ出向したり、国の出先機関に行って仕事をすることもあります。

この場合、中央官庁にいるときよりは比較的早く帰れることが多いようです。

出世競争を勝ち抜くために

官僚が激務だといわれるのは、残業時間の多さに加えて厳しい出世競争を勝ち抜かなくてはならないという点にもあります。

キャリアであると、問題を起こさない限りは課長までは誰でも出世できますが、さらに上り詰めたければ優秀なライバルとの競争になります。

官僚は、伝統的かつ閉鎖的な世界でもあるため、上にいけばいくほど周囲の見る目も厳しくなり、「より頑張らなくては」という気持ちになって働き過ぎる人もいるようです。

実際、こうしたプレッシャーに耐えられず退職する人や、民間企業に移る人もいます。

近年、よく「ブラック企業」の問題がニュースなどで取り上げられますが、官僚の世界もそれに近しいか、場合によってはそれ以上だという声も挙がっています。

決して華やかなだけの世界ではない

もちろん、あまりに過酷な仕事を続けていればメンタル面の不調で悩む人が増えたり、最悪の場合は過労死などの問題も出てきます。

現役の官僚あるいは外部からも、官僚の待遇改善を望む声はしばしば聞かれるところです。

ただし、国を動かすことに直結する責任ある仕事を担っているだけに、どうしても多忙な日々を送ることは避けられないことも事実です。

「キャリア官僚」というと純粋に華やかなイメージが先行しがちですが、その裏では過酷な日々が待ち受けているということも知っておくべきでしょう。