管理栄養士に求められることとは?(体験談)

執筆者:あめ 34歳 女性 経験年数:8年

人の命に関わるという気持ち

管理栄養士として働いていると、食品の栄養価や患者さんの検査データ、消毒液の濃度など数字と向き合うことが多くなります。

知識や理論は当然大切です。しかし、それらは人間に対して活かしていくものですから、こちらも人間らしさを持って関わる必要があります。

ただ数字や知識を当てはめていくのではケアではなく作業です。

管理栄養士の業務は、何らかの形で人の命へ係わるアプローチになるということを忘れてはいけません。

そして、食は感情を揺さぶるものです。

口から食べ物が入るという普段は何気ないことこそ、人としての尊厳を守り満たされる条件の一つなのです。

それが水1滴であっても時と場合によっては非常に感情がこもる物です。

それらを扱う職種としても、血の通った人間らしさというものが必要です。

コミュニケーション能力

直接人にケアする業務についていない場合においても、管理栄養士の仕事は決してたった1人で職務を完結することはできません。

そこで、自分と自分以外を結びつけるコミュニケーション能力はとっても大事な要素といえます。

正しい知識・情報を誤解が生まれないようにわかりやすく伝えていくことは、相手の状況の把握から始まり、自身の知識や言い回しのスキルなど多くの条件を満たす必要があります。

ものの伝え方1つで双方関係は大きく変わり、その積み重ねで信頼関係はいかようにもなります。

管理栄養士においては、その立場上、人を動かしていくことが求められます。これは大変難しいことですが、だからこそコミュニケーション能力が問われます。

また、多くの現場では迅速な判断を求められることが少なくありません。

その際、的確な判断を下し、同時に人をどう動かすか、それをどのように伝えリーダーシップをとっていくかと状況を進めていくことになります。

さらに、社会人としての接遇に繋がる部分に関しては、職種の特性からも最低限をしっかりと身につけておくことが望ましいといえるでしょう。

精神力の強さ

管理栄養士は、国家試験合格後、勤務する現場においてその能力を発揮するわけですが、その時の知識や技術が無条件に役に立つわけではありません。

自分の知識・技術だけでは判断できないことや、ときには無理を強いられる状況に遭遇するかもしれません。

そこで、自分が管理栄養士という専門職だという誇りはとても大切ですが、その状況を受け入れ切磋琢磨していくこと前進していくことは後々の自分にとって大きな差になります。

どのような状況に置かれてもポジティブさを持って進んでいくことは大切です。

ポジティブと言っても、「まあいいか」主義ではなく、言い換えれば精神力の強さともいえます。