管工事施工管理技士の現状と将来性

管工事の技術者がステップアップするために

管工事に携わっていくうえで、必ずしも資格が求められるわけではありません。

しかし、配管工の仕事は技術職であり、その人の経験やスキルが高くなればなるほど現場で活躍しやすいことは事実です。

そのため、管工事に携わる人がキャリアステップしていくなかで、管工事施工管理技士の資格を目指すのは自然な流れともいえるでしょう。

管工事施工管理技士は国家資格であり、取得のために実務経験が必要とされることから、この資格を持っていると一定の知識や技術に達していることを証明することにもつながります。

会社によっては、管工事施工管理技士の資格は昇進の条件になることもあり、技術者としてさらに上を目指すには管工事施工管理技師の資格は必須といえるでしょう。

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幅広い場所で求められている仕事

給排水や空調などの管工事は住宅やオフィスビルをはじめ、あらゆる建築物と密接に関わってくるため、建設業界のさまざまな企業で管工事施工管理技士が求められています。

新人がすぐに取得できる資格ではないことから、すでに管工事施工管理技士の資格を持つ人は転職時にも優遇されることが多く、給与や待遇面でもより良い条件で働くことができます。

さらに、1級を取得すれば特定建設業の専任技術者や、大規模工事の監督・指導が行える監理技術者になることができるため、1級取得者の需要は大きなものとなっています。

建設業界では技術者の高齢化が進んでいるため、できるだけ若いうちに資格を取得することで、活躍のチャンスはより増えていくでしょう。

さらに活躍の幅を広げていくために

管工事施工管理技士として働く人のなかには、さらなるキャリアアップを目指し、建築士のアドバイスを行う「建築設備士」の資格を取得していくケースがあります。

さらに建築設備士を取得して所定の実務経験を積むことで「一級建築士」の受験資格を得ることができ、資格を生かしながら活躍の幅をさらに広げることが可能になります。

このほか、建築系の資格はいくつかあり、自分の目標に向かって関連資格を取得していくことで、多方面で活躍できる技術者になれるでしょう。