看護師の職業病 (体験談)

看護師はどんな職業というイメージがありますか?私は、人の命を預かるという厳しい状況下での不規則な仕事というイメージがあります。

どんな仕事に就いている方にも、その職業に就いている方にしか理解できない職業病というものが存在するのではないでしょうか。看護師の職業病も、もちろん数多く存在します。人によってその内容は異なりますが、ここでは私が実際に体験した職業病を述べていきたいと思います。

常に急いでしまう

私は看護師資格取得後、某大学病院の高度救命救急センターに配属されました。1年目からの配属だったため、右も左もわからないまま救命救急の最前線に飛び込む形となりました。

私はもともとマイペースな性格なので、常に何事にも先を予測し、最短時間で物事に取り組むという教えについていくのが精一杯でした。さらにはそれがミスなく、的確でなければならないのです。

自分の中では「今日は今までの中で一番早く的確にできた!」と思ったとしても、先輩にしてみると「たかがそれだけのことに何分かかるの!?」と怒鳴られたものです。そして、努力しても努力してもうまくできず、泣きながら家に帰る日々。

こんな状況の中で、一番最初に私に身についてしまった職業病。それは、休日でも何をしていても急いでしまうこと。仕事はシフト制のため平日休みが多く、一般会社員である友人とは休みが合わず、自然と休日に遊ぶ相手も病院の同期となっていました。

そのため、出かけた先で階段を上り下りする際は常に全速力ですし、食事に出かけても早食いとなってしまいます。働き始めて実家に帰省したときも、母に「誰もとったりしないから、ゆっくり食べなさい。」と言われたときはさすがにはっとしました。

救命救急の現場を離れて1年半になろうとしている今は、もう常に急ぐという意識はだいぶ薄れましたが、あの頃は何をしていても時間に追われているような気がしていました。

いつでも問題解決を考えてしまう

もう一つは友人にしろ誰にしろ、誰か人に会うと、「この人には何が足りないんだろう?今、この人にとって問題となっていることは?どうしたら、この人の問題になっていることを解決できる?」と、そんなことまで考えてしまうことです。

看護師は常に、医師、栄養士、理学療法士などといった他職種と連携をとりながら、「今この患者さんに必要なことは何か?どうしたら、この方の問題を解決できるか?」といったことを話し合っています。それが私生活でも、自分の身近な人に対して無意識のうちに行ってしまうのです。

このままでは人に対して厳しくなってしまうし、毎日このようなことを考えていては自分自身も疲れてしまうので気をつけようと思うこの頃です。

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