看護師になったきっかけ (体験談)

最初のきっかけは友だち

看護師になったきっかけで多いのが、自分や身内の病気や怪我を通じて看護師の仕事を見て「自分もなりたい」と思うことです。病気で苦しい時、側で身の回りの世話や、治療補助をしてくれる看護師の姿に憧れる人も多いでしょう。

しかし、私の場合は少し違います。これまで「どうして看護師になったの?」と聞かれても適当に取り繕って答えていたのですが、本当のことを書いてみます。

私が看護師を目指したきっかけは、私の仲のいい友人が、看護師になることを長い間夢見ていたからです。

彼女は、なぜ自分は看護師になりたいのか、看護師の仕事はなぜいいか、などを切々と語ってくれ、次第に私も看護師の仕事に興味を持ち始めたのです。

そして、どうやったら看護師になれるかという話を聞き、自分なりに調べてみると、看護師の学校は学費が安いことがわかりました。

正直言いまして、子供なりに親に負担をかけたくないと思っていたので、学費が安いことは、看護学校受験を後押ししてくれました。

「1日看護体験」での経験

それでもまだ決断が下せない私は、一度看護師の仕事を見てみようと、高校2年生の夏に、市民病院の「1日看護師体験」に参加しました。

この体験によって、自分が看護師を目指すかどうか決めようと思っていた私は、借り物の白衣に袖を通し、ちょっとウキウキした気持ちで患者さんのお熱を測ったり、車椅子を慎重に慎重に押したりの仕事を手伝いました。

しかし、整形外科病棟で、体中ガーゼがあてられた患者さんや、医療器具を取り付けられた患者さんを見た時、貧血を起こし、二回も倒れてしまい、ナースステーションで看護師さんに介抱してもらいました。

患者さんの役に立つべき看護師を目指しながら、自分自身が介護されるなんて、自分は看護師に向いていないのでは…看護師になるための決断を下そうと挑んだ「1日体験看護師」で、私は将来に対して迷い始めてしまいました。

しかし、その悔しさが逆にバネになると同時にその時に接した看護師さんに強い憧れを抱くようになり、看護学校受験に向けて前進することにしました。

そして、現在の私があります。

就職の面接の時には言えませんでしたが、これが私が看護師を目指した本当の理由です。

仕事体験談