看護師歴25年で思うこと(体験談)

執筆者:ぎん 女性 50歳 経験年数:25年

新人時代の思い出

私が看護師になってから25年が過ぎました。

国家試験に合格し、若さとやる気に燃えて現場へ飛び込みました。

学生として勉強しながら准看護師として働いていた病院への就職でしたので、さほど大きな不安はありませんでした。

なじみのスタッフ、患者さんに囲まれて充実した日々を送りました。

はじめは新卒として指導看護師がついてくれましたが、半年がたった頃には時差勤務も夜勤も一人でできるようになりました。

一年が過ぎるころには同年代の事務職の人たちよりは高いお給料をもらっていましたから、友だちと食事に行ったり、流行の服を買ったり、覚えたてのお酒を飲みに行ったりと、プライベートも楽しく過ごしました。

生活の変化に柔軟に対応してもらえる職場

やがて縁あって結婚し、息子を1人さずかりました。

女性が多いこの職業ですからそうしたことには柔軟に対応してもらえて、体調の変化に応じて残業や夜勤を免除してもらえたりしました。

周りには医師や看護師がいて、中には産婦人科で勤務経験のある先輩もいらして、つわりのひどいときもいろいろ教えて下さり、大変心強く妊娠期間を過ごすことができました。

もちろん産前・後の休暇も十分にとることができました。

やがて離婚しましたが実家の両親が子どもの面倒を見てくれたこともあり、夜勤をすることができたので子育てに困らない程度の収入を得ることができたのです。

その息子も今は同じ医療の世界で働いています。

今までも、今も、これからも

月日は過ぎ、今度は子どもではなく親の面倒を見ることを考えなくてはいけない年齢になってきました。

幸い高齢者と多く接してきましたので、自分の親にもどんな社会的、身体的、精神的変化が起こるのかがある程度予測できます。

在宅看護・介護系にも知り合いが多くいますから、研修に参加したり、個人的に色々教えてもらったりできるので、来るべき親の介護にもそう不安なく構えています。

人の健康と命にかかわる仕事ですから、つらいことや悲しいことがなかったわけではありませんが、この歳までこの仕事を続けてきてよかったな、と思うことのほうが多いです。

今後も高齢化が進む中ますます看護師の需要は増えていきます。

看護師という、自分と家族の健康を守りながら、専門職としてワークライフバランスを取りながら働くことができる仕事に就くことができてよかったと思う今日この頃です。

仕事体験談