看護道具へのこだわり(体験談)

執筆者:ぎん 女性 50歳 経験年数:25年

機能性かデザイン性か

看護師のポケットにはさまざまなものが入っています

ボールペン(黒、赤、三色)、細書油性マジック(黒、赤、青)、ハサミ(アルミ缶程度なら切れるもの)、ミニカッター、定規(二つ折りで伸ばせば30㎝になるもの)、タイマー付電卓、スケジュール帳、大きめのフセン、輪ゴム、紙テープなどなどが白衣の上下4〜5か所あるポケットに常に入っています。

ボールペンはメモを取るのに使いますが、内容の重要度に応じて色を変えます。

伝言をメモしたのであれば、フセンに書くと目に付くところに貼り付けることができます。

油性マジックは患者さんやご家族にメモでお伝えすることがあるとき、わかりやすく消えないようにと使いますし、水回りで何かを書くときにも便利です。

ハサミは紙や包帯などはもちろん、ギプスの端っこくらいなら切れるモノが便利ですし、紙を直線に切りたいときにはカッターが必要です。

定規は傷の大きさや範囲を図って正確で客観的な数値を記録するために必要ですし、時間に追われる看護師にタイマーは不可欠です。

輪ゴムは何かとまとめるときに便利ですし、紙テープはガーゼや包帯のずれを見つけた時に即座に固定しなおすことができます。

常にポケットにあって、常に手に取るものなので看護師の個性が出ます。

キャラクターモノや実用性重視のシンプルなモノ、ちょっとお高いけど機能性の高いものなどさまざまです。

ですがいずれもこの仕事には欠かせない、患者さんを守るために必要なモノなのです。

物へのこだわりは看護へのこだわり

これらのモノたち、事務系の方たちから見れば『使ったら元の場所に戻せばいいのに』と思われるでしょうが、看護師はいったんステーションを出たら最後なかなか戻ることができません。

用事に向かう途中、戻る途中に2件、3件とナースコールが重なることが当たり前だからです。

今は電子カルテのワゴンを連れている施設も多いのではないでしょうか。血圧計や体温計、聴診器も持っています。

モノを探す時間と手間を省き、患者さんのために費やす時間をいかに増やすか。

看護師歴25年の私が知る限りでは、モノにこだわる看護師はその仕事にもこだわりを持っている人が多いです。

仕事体験談