看護師の息抜きの仕方 (体験談)

人間、何をしていても息抜きをすることは大切です。自分が普段いる場所から離れ、息抜きすることで違う自分が見えたり、もう一度頑張ろうという気になるものです。

不規則な生活に加え、職場に行けば常に危険と人の命を預かるという緊迫した現場で働く看護師。そんな現場で働く看護師だからこそ、ところどころで息抜きが必要なのではないでしょうか。

息抜きの仕方は人によってさまざまですが、現役看護師の息抜きの仕方についてお話していきます。

どんな職業に就いていても、たとえ専業主婦だったとしても、どのような方にでも息抜きは必要だと思います。

私は急性期の現場で働いていますが、職場は一分一秒が命取りになる世界です。患者さんの状態は常に変化し、今日担当した方が明日また同じベッドに横になっているかというのは、正直なところわかりません。

一般病棟に比べると患者さんの入れ替えが激しく、非常にシビアな世界ではありますが、それでも看護師7年目の私にとってみれば、毎日が同じことの繰り返しのように感じることがあります。

朝起きて身支度をし、家を出て、病院に着いたらユニフォームに着替え、業務に取り掛かります。患者さんは変わったとしても仕事内容は一緒ですので、マンネリ化と仕事の重圧とで時々ふと息抜きが必要と感じるのです。

私の息抜きの仕方は、そのときによって違いますが、たいていは予定を詰め込むことなくゆっくり過ごすようにしています。普段現場では、次に何をするか常に考えて動かなければなりません。

それに加え、次から次へと予測しない出来事が起こり、その対処に追われます。そのため、休日は特別重要な用事がない限りはゆっくり過ごすよう心がけているのです。

家で静かに映画を観たり本を読んで過ごすこともあれば、気ままに買い物に出かけることもあります。友人と休みがあれば旅行に出るのも好きです。自分が普段いる場所から離れ、現実逃避することは看護師にとっては最高の息抜きになります。

今から2年ほど前、今後看護師としてどのようにキャリアを積んでいったらよいか悩んだ時期がありました。上司には、「仕事に対する情熱のようなものがみえなくなってきている。病棟を異動するか、別の病院に移ってみてはどうか?」と言われたことがあったのです。

今思えば看護師生活も4年目を迎え、先輩と後輩の板ばさみになることも多く、自分の居場所に悩んでいた頃だったと思います。このまま今の場所で看護師をしていてもいいのか。私はずっとこのことで悩んでいました。

1週間休暇をとり、私は海外へ自分探しの旅に出ました。一週間何もせず、海の見える場所でゆっくりと自分自身について考えたものです。現実から離れると、どういうわけか客観的に自分自身をみることができます。

海の向こう側に、看護師として慌しく働く自分の姿を見たような気がしました。次の瞬間、今の病院でもう一度新たな目標を見つけ、もう少し頑張って働いてみようと決意する自分がいました。

一気に肩の荷が下り、心が晴れ晴れしたのを今でも覚えています。今考えると、あのときの息抜きがあったからこそ今の私があると確信しています。

人間にとって最も大切なことは、すべてを詰め込み過ぎないこと。ときには縛られていることから少しの時間でも離れ、ほっと一息つくことが必要です。自分自身の経験もあり、少し仕事を詰め込みすぎている後輩には、どんな形でもいいので息抜きするように伝えています。

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