海上保安官の特殊救難隊とは

「特殊救難隊」とは?

特殊救難隊、通称「トッキュータイ」と呼ばれるこの職種に就いている人は、2012年現在で約12,500名いる海上保安官のうち、わずか36名と言われています。

全国で150名程度しかいない海上保安官の潜水士から、さらに寄り選られたスペシャリスト集団で、潜水士でも扱えない難しい捜索や特殊な海難などに対応します。

海上保安官の潜水士になるには

どこで働くの?

特殊救難隊は、まず始めに羽田特殊救難基地に配属されます。そこから約6ヵ月間は特殊救難業務研修として、降下訓練や氷下潜水などの過酷な訓練を重ねていき、ようやく正式配属となります。

ひとつの隊は6人編成で、24時間体制をとっているため、隊ごとに交代で休みをとっています。また、隊員のうち一人は救急救命士が含まれているのが特徴です。

特殊救難隊になるには

特殊救難隊は、海上保安官の中でも、もっとも厳しく大変な職種のひとつです。これを目指すには、学校卒業後に海上保安官として数年間現場で働き、それから潜水士になるための「潜水研修」を受け、潜水士にならなければなりません。

潜水士として3年間ほど働いたのち、本人の希望と適性、そして上司の推薦によって、特殊救難隊の訓練が受けられるようになります。特殊救難隊になると4年間は隊員として働き、その後副隊長、隊長とステップアップしていくのが一般的と言われています。

特殊救難隊になれるのはどんな人?

潜水士、そして特殊救難隊として働くには、まず厳しい訓練に耐えなければならないため、肉体的にも精神的にも強くなければいけません。

また、過酷な現場での救助活動が多くなりますが、これまで殉職者はいないのだとか。それは、日々の厳しい訓練のたまものだと言えます。

また、特殊救難隊になっても、その仕事だけを一生続けるわけではありません。他の部署に異動しながら、海上保安官としてさまざまな経験を積んでいきます。