海上保安官のスペシャリスト職

海上保安官にはさまざまな職種がある

「海上保安官」と聞くと、船に乗って救助活動を行ったり不審船を見張ったりしている姿を想像するかもしれません。もちろん、それも大切な業務のひとつ。でも、海上保安官は他にもさまざまな業務があり、より専門的な業務を行う人たちは、スペシャリストとして以下のような職種に就いています。

<特殊警備隊>
通称「SST(Special Security Team」。覚せい剤密輸の取り締まりや密航の摘発、核拡散防止のための臨検などを行います。

<特別警備隊>
海上デモの規制や、港湾施設の警備などを行います。

<特殊救難隊>
通称「SRT(Special Rescue Team)」もしくは「トッキュータイ」。非常に困難だと判断される海難救助を行います。

<機動防除隊>
通称「NST(National Strike Team)」。海上に有害な液体が流出したり危険物等による海上災害が発生した場合、防除措置を行います。

<潜水士>
海に潜り人命救助、また犯罪捜査に必要な水面下での作業などを行います。

<国際取締官>
外国語での取り調べ、外国船への立入検査、書類の翻訳等を行います。

<音楽隊>
音楽の演奏を通じて国民との融和を図り、海上保安庁の広報活動を行う仕事。他の職員と同様に海上保安業務を行いながら、練習やイベントでの演奏活動を行います。

配属はどのように決まる?

これらの職種には、海上保安大学校や海上保安学校を卒業してすぐに就けるわけではありません。一定期間の職務を経験したのち、本人の希望や適性、そして選抜によって道が開かれてきます。

それぞれ特別な訓練を受けなければならず、中には潜水士や特別救難隊など、とても過酷なものもあります。