海上保安官の訓練

現場に出る前に訓練を積む

海上保安大学校や海上保安学校の採用試験に合格し採用されると、現場に出る前に一通りの基礎的な勉強を行い、訓練を積むことになります。訓練の内容は、水泳訓練、潜水訓練、けん銃訓練、端艇(カッター)訓練などさまざまです。

また夏には遠泳訓練が、冬には耐寒訓練(柔・剣道、端艇等)が行われています。泳ぎが苦手な人でも本人に努力する気持ちがあれば、在学中に指導を受けて泳げるようになります。

学生時代に訓練を積むことで、現場に出てからすぐ業務の遂行が可能です。

しかし、現場に出てからも業務内容によって消防訓練や潜水訓練、ヘリコプター訓練などが行われるほか、潜水士や特殊救難隊などスペシャリストを目指す場合には、さらに専門的な訓練を受けなければなりません。

海上自衛隊との共同訓練も

近年、日本の海域に海外の不審船が現れる事件が増えてきています。そのため、海上保安庁と海上自衛隊は、定期的に不審船に対処するための共同訓練を開いています。

原発が密集するエリアでは、原発テロに備えての訓練も行われています。両者が連携をとることで、万が一事件が起こった際に、より素早く適切な対応をとることを目的としています。

訓練の見学について

海上保安庁では、ほぼ毎年一般向けに、総合訓練の見学イベントを開催しています。実際の海難救助や不審船検挙などを想定した訓練を間近で見ることが可能です。

申込者多数の場合は抽選となりますが、詳細は海上保安庁のホームページに掲載されるので、一度見学してみるのも良いでしょう。