海上保安官の勤務時間・休日・転勤

勤務時間

海上保安官の仕事は、基本的に1日8時間勤務です。陸上勤務の場合は、朝9時半から18時半といったように、他の公務員や会社員と同じような勤務時間の場合もありますが、海上での勤務の場合は、船内での宿泊もあるため、24時間のシフト制での勤務となり、休日も不規則なものとなります。

また、24時間体制で何日も勤務を続ける巡視船艇での勤務形態は少々特殊で、食事を作る主計士以外は「ワッチ」と呼ばれる勤務予定表に基づき、班ごとに交代で船を動かしています。

休日

勤務場所によっては土日祝日の出勤もあります。休日出勤が入った場合には、代休をとるか、休日出勤手当が支給されています。他にも、年間約20日の年次休暇や特別休暇(結婚、出産、忌引きなど)、病気休暇、育児休暇などの制度があります。

業務や訓練では厳しい時間が続くこともありますが、勤務時間と休日に関しては、他の国家公務員と同様にきちんと決められていますので、心配することはないでしょう。

海上保安官は転勤が多い?

海上保安官は、2〜3年ごとに所属部署が変わる「異動」があります。異動の内容によっては、転居を伴うこともありますが(転勤)、海上保安大学校卒と海上保安学校卒の場合で、その転勤範囲が異なるのが特徴です。

まず、海上保安大学校卒もしくは特修科卒の場合は、全国に転勤する可能性があります。しかし、海上保安学校卒業生の場合は、基本的に採用管区内での異動となるため、引越しをせずに済むことが多いです。

ただし、航空過程と海洋科学過程は全国転勤となります。また空きがあれば、希望を出すことで他の管区に転勤することも可能です。

転勤のスパンとしては3〜5年程度が多く、2〜3年ごとに異動する人も少なくないようです。

転勤命令は絶対?

3年程度で転勤となれば、新しい生活環境に慣れたころにまた環境が変わってしまい、大変なこともあるでしょう。しかし、最初は大変でも、何度か繰り返しているうちにすっかり慣れてしまうという声も聞かれます。

また、子どもの進学や専門医への通院などしかるべき理由がある場合には、転勤を拒否することも可能です。しかし、異動(転勤)によってさまざまな職種経験が積め、さらには昇格にもつながるため、よく考えて結論を出すべきとも言えます。