海事代理士の年収はいくら? 給料についてくわしく解説

平均年収

海事代理士は、行政書士司法書士など他の士業の仕事と比べると専任で働いている人が少ない現状であるため、平均的な初任給や年収を割り出すことが難しいのが実情です。

会社員や行政書士などを兼業している人が多く、海事代理士ではない、兼業としてやっている職種のほうがはるかに収入がいいともいわれています。

ただし、なかには海事代理士事務所を経営している人もおり、その場合、開業当初の年収は500万円程度になるだろうといわれています。

また、開業10年ほどのベテランになり、地域に根付いた独占市場を手に入れることができれば、年収1000万以上に大きくアップする人もいるようです。

ただし、独立して経営していくとなれば経費もかかりますし、どのような仕事をしていくかによって、手元に入ってくる金額には大きく差が出るといえるでしょう。

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他の国家資格を取得して収入をアップさせる

海事代理士は「士業」といわれる国家資格の一種ではあるものの、漁港エリアのコミュニティは閉鎖的な傾向が強いとされ、この資格だけで独立開業して新規参入し、経営を成り立たせていくのは厳しい現状があるようです。

開業して成功を収めることができるのは、ごく一部の海運・造船業界に太い人脈を持った人に限られるでしょう。

こうしたこともあって、多くの海事代理士は、司法書士や行政書士といった他の法律系の国家資格を含むダブルライセンス、あるいはトリプルライセンスを取得し、携わることができる業務の幅を広げています。

実際、海事代理士と上記で挙げたような資格は、業務範囲が多少重なるところもありますが、どちらも持っていればより多くのクライアントのニーズに対応できるようになります。

いずれも独立開業を前提とした資格となるため、自分で事務所を立ち上げたいと考えている人は複数の資格を取得しておいたほうがよいでしょう。

活躍の仕方によっては、年収を大きくアップさせやすくなります。