介護福祉士の役割

介護福祉士の役割

介護福祉士は、「社会福祉及び介護福祉士法」に基づく国家資格を持って働きます。

この法律では「誠実義務」「信用失落行為の禁止」「連携」「秘密保持義務」といった条項が定められており、介護福祉士はそれを守って業務に当たらなくてはなりません。

これらの内容をかみ砕いていうと、「介護サービス提供者としての誇りを持ち、利用者一人ひとりの人権や自立を尊重し、その人に合う介護をすること」「業務を通じて知りえた秘密を漏らさないこと」といったものになっています。

介護者側の勝手な判断で介護をすることなく、こうした法律を守りながら、利用者やその家族に適した介護サービスを誠実に提供していくこと。

これが、介護福祉士の基本的な役割です。

利用者とのコミュニケーションの重要性

介護をするとき、介護福祉士と利用者との協力関係はとても重要です。

利用者とより良いコミュニケーションを築き、信頼関係を構築していくことによって安心してサービスを利用してもらうことができ、スムーズに介護を行うことが可能となります。

そのために、介護福祉士はコミュニケーションの技術を向上させなくてはなりません。

たとえば、言葉で上手く話せない高齢者の利用者とのコミュニケーションでは、言語によるコミュニケーションだけではなく、身振りやボディタッチ、コミュニケーションボードやその人の関心のある物などの非言語的コミュニケーションを用います。

介護福祉士には、こうしたさまざまな工夫を行いながら、利用者と上手にコミュニケーションを図る姿勢が求められます。

利用者の生活を理解し、自立を支援する

介護福祉士は、利用者の心身状態を適切に判断して臨機応変な介護をする必要があります。

いつも同じ介護サービスを提供するのではなく、日々の利用者の変化に気付くことが大切です。

何か気がついたことがあったときには、介護の知識や医療、栄養面、心理面など、介護福祉士として培った知識や経験などから問題を分析し、根拠を見出し、対応します。

よく介護福祉士と対比される看護師は、医学的な視点で利用者を捉えています。これに対して、介護福祉士は「利用者の生活全般」を多方面から捉えます。

つまり、利用者に病気があるのかないのか、血液検査の数値が正常か異常かといった医療従事者のような視点ではなく、利用者の生活スタイルを全般的に見て、相手の考え方や生き方を尊重し、その自立を支援していく福祉の専門職としての役割を果たしています。

仕事体験談