利用者の目から見た介護福祉士

あるデイサービスに通う利用者から見た介護福祉士

介護福祉士の仕事を介護を受けている側の利用者の方はどういうふうに見ているのか、利用者の方の視点から介護福祉士の姿を見てみましょう。

デイサービスに通う利用者 95歳女性

足腰が弱ってきて家に独りで過ごすことが多くなった女性Aさん、95歳。

Aさんは元来、社交好きでご近所の方と談笑して毎日過ごしておられました。しかし、高齢とともに、杖をついてやっと歩く状態になってから、外出頻度が少なくなりました。

そこで、介護保険を利用してデイサービスに行くことがケアマネジャーから勧められ利用するようになりました。

Aさんは、初めのうちはデイサービスに行くのが嫌だったのですが、徐々に他の利用者の方と友だちになり、唱歌を歌ったり、ゲームをしたりして楽しく過ごすようになりました。

介護スタッフが家の中まで出迎えに訪れ、送迎車まで乗せてもらえることをとてもありがたく思っています。

Aさんは若い男性介護福祉士のファンにもなりました。

孫よりも若いその介護福祉士は、とてもやさしくて「おばあちゃん、今日は体調どうですか?」と会うたびに毎回尋ねてくれて、顔を見るのが毎週楽しみとのことです。

足のリハビリのために、施設内をその介護福祉士ご指名で歩くことも今では生きがいとなっています。

デイサービスに通う利用者 82歳女性

同じくデイサービスに通うBさん女性、82歳。Bさんはこのデイサービスに5年ぐらい通っていますが、最近、介護スタッフの入れ替わりが気がかりとなっています。

新しい介護スタッフが入って「よろしくお願いします」と挨拶を交わしたかと思ったら、数週間、数カ月後にはそのスタッフの姿を見なくなり、また新しい人が入れ替わって入ってきます。

せっかく名前を覚えても、また辞めていかれてしまうのかと思うと、もう新しい人の名前を覚えるのも嫌になってきました。

スタッフの入れ替わりが激しいのは、そもそも、2年前に施設長が替って新しい施設長の介護福祉士になってからだと確信を持っています。

その施設長は、利用者の前では笑顔で元気によくおしゃべりしているのですが、職員に対しては命令口調で横柄、機嫌の波風がはっきりしていて忙しくなると感情的になるのが原因です。

介護スタッフの人間関係が悪いようなので、やさしい介護スタッフが施設長に怒られている声を聞くとかわいそうになるとのです。

Bさんは、他の利用者と今日もあの傲慢な介護福祉士の施設長について噂に花を咲かせています。

利用者の方にとって、介護福祉士は最も身近な専門職であり、友人のようであったり、時にはゴシップの種になったり、まるでアイドルのような存在であったりするようです。

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