介護福祉士のお風呂介助(体験談)

執筆者:こぱんだ 47歳 女性 経験年数5年

最低回数は決まっている

介護保険施設では、一週間に2回のお風呂日が設けられています。これは厚生労働省令の「施設及び設備に関する基準」で決められています。

入浴ができない要介護者は清拭をしなければなりません。

前日から準備

たくさんの要介護者がいるので、週2回のお風呂日は前日から準備をします。

1.入浴者のリスト作成

要介護者のバイタルや状態をみながらリストを作ります。

寝たきりの要介護者にはストレッチャーに寝かせたまま入浴する機械浴、シャワーチェアに座れる要介護者は介助浴になります。

要介護者が夜間に発熱して、風呂日の朝にリストが変わることもよくあります。

2.入浴セットの準備

自分で準備ができない要介護者には、タオルや要介護者の好みの下着などを入れた入浴セットを準備します。

寒がりで長袖の下着の上に必ず半袖の下着を重ねる人などもいて、さまざまな好みに対応します。

入らせるのも一苦労

入浴は皮膚の清潔を保ち、ストレス解消や開放感も味わえます。だいたいの要介護者は、週2回のお風呂日を楽しみにしています。

しかし、季節が冬になると寒さも手伝って面倒だからと入浴を拒否する要介護者も少なくありません。その気にさせるのに一苦労することが多々あります。

ですが、そんな要介護者ほど、入浴してしまえば気持ちのよさから、今度は湯船から出たがりません。

暑さと重労働

ストレッチャーに寝かせたまま入浴する機械浴は、ベットへの移乗は介助者2人で抱えるので重労働です。

夏のお風呂は暑くて特に大変です。

脱衣室や入浴室との温度を介助者に合わせて下げることができないので、汗まみれになって入浴させます。

大切な観察の場

ふくよかな要介護者は、乳房の下やせり出したおなかの下などが皮膚病にかかっていることがよくあります。また、高齢者の皮膚はデリケートなので、知らないうちにけがをしていることもあります。

介護福祉士は入浴介助をしながら要介護者の体を観察し、異常があれば看護師に報告します。

入浴日はその後のケアにつなげる大切な日ともいえます。

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