認定介護福祉士とは

介護福祉士の上位資格

高齢化社会が進み、介護ニーズがますます高まる現代の日本。

また、約800万人もいるといわれる団塊の世代が後期高齢者を迎える「2025年問題」に備えるため、専門職である介護福祉士の比率を増やそうという動きが進んでいます。

そのような流れの中で、専門職としての介護福祉士の資質を高め、現場の多様なニーズに応えられる人材を増やしていくために、新たに誕生した資格が「認定介護福祉士」です。

認定介護福祉士は、介護福祉士の次のキャリアパス、つまり介護福祉士の上位資格となっています。

現在、介護人材の養成のためのキャリアパスは、以下のような流れになります。

1.介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)

2.介護福祉士実務者研修(旧介護職員基礎研修)

3.介護福祉士

4.認定介護福祉士

認定介護福祉士を新たに設置したことによって、介護福祉士の専門性を高め、介護人材の社会的向上やキャリアアップの仕組みを整えるというねらいがあるようです。

認定介護福祉士の役割

認定介護福祉士の役割として想定されているのは、介護チームのリーダー(ユニットや5〜10名の介護職によるサービス提供チーム、サービス提供責任者など)に対する教育指導、サービスのマネジメント、介護チームのサービスの質を向上させるということです。

つまり、介護職員をまとめる主任級の介護職員への指導者となるものが認定介護福祉士といえます。

具体的な流れとしては、まず介護福祉士として実務経験を積み、そこから介護チームのリーダー役を目指したり、部下の教育・指導に携わりたいと考える場合には、認定介護福祉士を目指すことができるようになります。

また、認定介護福祉士には、利用者の生活支援に関わる他職種、たとえば、看護チームやリハビリチーム、ソーシャルワーカーチームなどと介護チームの連携や協働となるための中核的役割も求められます。

認定介護福祉士になる人

どんな人材が認定介護福祉士となるのか、国が想定している要件として以下のような職務経験や能力が必要と考えられています。

・実務経験が7〜8年以上ある人。
・介護チームのリーダーとしての実務経験がある人。
・施設介護、在宅介護の双方で生活支援の経験をもつ人。

このような要件とともに、十分な介護実践力と介護チームの教育指導、サービスのマネジメントをする力が必要とされます。

専門介護福祉士との違い

もうひとつ、介護福祉士から進んでいける道として「専門介護福祉士」というものがあります。

認定介護福祉士が介護福祉士の上級資格であるのに対し、専門介護福祉士は、介護福祉士が専門性を高めようとするなかで、キャリアアップのために行われている特定の研修を修了した人のことをいいます。

研修内容は「実践領域」「教育領域」「運営管理領域」という3つの領域に分けられ、それぞれを受講することによって、「その分野の高い専門性を備えた介護福祉士である」ということが認定されます。

こちらも、介護職従事者や介護福祉士のキャリア支援を目的として作られた資格のひとつとなっています。

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