介護福祉士になるには

介護福祉士になる方法

介護福祉士は国家資格であり、なるためには介護福祉士の資格を得て、登録を行う必要があります。

介護福祉士の資格を得るための方法は、「国家試験を受験して合格すること」と、「養成施設を卒業すること」の2種類に分かれます。

国家試験を受験する

介護福祉士の国家試験は誰でも受けられるわけではなく、特定のルートを経て「受験資格」を得ることが第一歩となります。

特定のルートには2種類あり、そのひとつが「3年以上の実務経験を積む」ルート。もうひとつは、「福祉系高校を卒業する」ルートです。

前者の場合、実務経験3年以上を積んだうえで、以下のパターンに分かれます。

1.筆記試験と実技試験を受験
2.介護技術講習を受け、筆記試験を受験(実技試験は免除)
3.実務者研修を受け、筆記試験を受験(実技試験は免除)

後者の場合、以下のパターンに分かれます。

1.旧カリキュラム(平成20年度以前入学者)→筆記試験と実技試験を受験
2.新カリキュラム(平成21年度以降入学者)→筆記試験を受験(実技試験は免除)
3.特例高校等(平成21年度以降入学者)→実務経験9ヵ月以上を積んだうえで、筆記試験と実技試験を受験するor介護技術講習を受けて筆記試験を受験(実技試験は免除)

ただし、介護福祉士に関する法律は、このところ毎年のように改正が行われています。

直近でも、「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正によって第29回試験(平成29年1月下旬に筆記試験実施予定)から、実務経験ルートによる受験資格は「実務経験3年以上」かつ「実務者研修修了者」になることが公表されています。

受験資格に関する詳細および最新の情報は、下記のリンクからご確認ください。

財団法人 社会福祉振興・試験センター

養成施設を卒業する

国家試験を受験する方法とは別に、厚生労働大臣が指定する介護福祉士の養成施設(一般にいう学校)を卒業することで、介護福祉士の資格を取得することができます。

それには、以下のような方法があります。

1.2年以上の養成施設(専門学校、短期大学、大学)を卒業する。
2.福祉系の大学で、指定科目を履修した者が1年間の養成施設を卒業する。
3.社会福祉士養成施設等を卒業(修了)した者が1年間の養成施設を卒業する。
4.保育士(保母)養成施設卒業者が1年間の養成施設を卒業する。

現在、2)と3)に該当するような1年間の養成施設はありません。しかし、保育士(保母)資格保持者を対象とした1年間の養成施設は全国にあります。

しかし、現在、国では介護福祉士の養成施設卒業者に関する議論も進められており、現状のところ、2022年度の卒業生からは養成施設ルートを選んだとしても、国家試験を受けることが義務化される見通しです。

(※なお、2017年〜2021年度の卒業生は国家試験の受験を任意とし、未受験・不合格でも卒後5年間は介護福祉士になることが可能。その5年間で国家試験に合格するか、連続して介護の実務に従事すれば6年目以降も介護福祉士を保持できる、という方針が打ち出されています。)

こちらの情報に関しても今後方針が変更となる可能性もあるため、介護福祉士関連の団体や養成施設が発表する記事などで、最新の情報をよく確認しておきましょう。

就職は?

介護福祉士の数は812,152人(平成23年)となっていますが、介護の仕事は、どこも人手が不足しているため、就職先に困ることはあまりありません。老人ホーム、老人福祉施設、障害者福祉施設や、訪問サービスを提供している企業などが就職先となります。

介護予防サービス及び介護サービスの年間実受給者数

介護予防サービス及び介護サービスの年間実受給者数は毎年増加を続けています。平成26年度時点で、5,883,000人が受給しています。
介護予防サービス及び介護サービスの年間実受給者数_26

今後の見通し

介護の仕事は、心身ともに非常にハードなものですが、待遇が見合っていない状態が続いています。

待遇改善のために国は介護報酬引き上げの措置をとっていますが、依然離職率が高い状況です。

高齢化社会が進んでいく中で、介護の仕事の重要性はますます高まっていきます。

介護のプロとして、介護福祉士は今まで以上に重宝されることでしょう。介護福祉士は現状でも足りない状況であり、待遇の改善が課題となっています。

仕事体験談