介護ロボットの普及と将来性

介護ロボットの実用化に向けて

超高齢社会の日本。近未来では、ますます介護を必要とする人の数は増え、同時に、介護・医療分野を担う人もさらに必要です。

日本は今、若い世代よりも高齢者世代が多くなる中で、誰が介護を担うのか、大きな課題なのです。そこで登場したのが「介護ロボットの普及」といった案です。

厚生労働省が、「福祉用具・介護ロボット実用化支援事業」という介護現場のニーズに適した実用性の高いロボットの開発が促進されて、介護ロボットが実用化するようにその環境を整備する取り組みが、国を挙げて始まっているのです。

介護ロボットに対する国の支援

日本は物づくりにおいては世界屈指の技術を誇っています。

日本の高度な水準のロボット技術を活用することで、介護分野で問題化している介護従事者の負担の軽減や高齢者の自立支援につながるように、介護ロボット・福祉用具の開発が進められています。

介護の現場の中で即実践に活用できるように実用的なものを企業側と介護業界とでマッチするように国の支援が入るというわけです。

介護ロボット普及の取り組み

平成25年には、介護ロボットの活用や開発などによる相談窓口が設けられました。

ホームページなどによる呼びかけで、介護ロボット開発の協力をしてもらえる事業所の募集もかかりました。

介護ロボットの普及のための啓発も取り組まれています。また、介護ロボットを扱う人材育成の研修会も行われました。

将来、介護福祉士の仕事である移乗の介助や移動の支援、排泄支援、認知症の方の見守りなど、介護ロボットが行うかもしれません。

現場での反応は?

まだまだ現場では、福祉用具さえものものしく感じて、利用することを億劫に思ったり騒々しくて使いにくいという声が聞かれます。

しかし、福祉用具の使い方次第ではとても有効だという理解も広がってきました。

介護の仕事は、人の手を介して行うことが尊いといった美徳観があるようですが、介護ロボット・福祉用具を上手く活用することで利用者・介護者双方の負担が軽減することができるといったメッセージが国の政策の意図としてあるようです。

介護福祉士の仕事は、介護ロボットや福祉用具の導入とともに、将来に渡って、さらに発展していく可能性があるでしょう。

仕事体験談