介護福祉士にとって大切な患者さんの情報収集(体験談)

執筆者:こぱんだ 47歳 女性 経験年数5年

まずは、情報収集

介護福祉士は、オムツ交換や重い人を抱えて車イスへ移乗させるなど、肉体労働が多くあります。たしかに、これらは介護福祉士の大切な仕事ではあります。

しかし、介護される人には、一人ひとり個性があり、障害や病状も違います。

高齢者だから、障害者だからと一括りにできません。介護される人の数だけ、介助方法はあります。

最初は病状や経歴などの基本情報を確認し、関わりながら介護される人の知識を増やしていきます。

1.病状、障害を知る

介護福祉士の国家試験の筆記試験問題には、「認知症や障害の理解」、「こころとからだのしくみ」など、病気や障害についても勉強する科目があります。

たとえば、パーキンソン病は動作が遅く、筋肉も硬くなって、すくみ足にもなるから転倒しやすいと考えます。

介護福祉士は勉強することも大切です。介護技術の向上につながるからです。

2.介護される人と、自立度を知る

積極的な人、引っ込み思案な人、依存が強い人などの性格と、どのくらい自分でできるかを把握します。自分でできるのに依存が強い人には、自分でさせるように促す介助をします。

また、介護される人の年齢や職業によっても、介護職への対応が違います。

高齢者の男性で、以前は要職についていた方などは、プライドが高く、男尊女卑の考えを持つ方も多く、女性の介護職には理不尽な命令をする人もいるからです。

腹を立てず、うまくコミュニケーションをとりながら、介助する心の広さも必要です。

3.こだわりや好みを知る

たとえば、障害者の方で腕時計をしていないと心配で、食事を食べることができない人がいます。そうした人は腕時計をはめると笑顔になって落ち着きます。

こだわりが強い人は認知症の方にも多いです。介護者の固定観念で「これくらいしなくても平気だろう」と思ってはいけません。

覚えて反映させる

情報収集し、介護される人の知識を頭に入れて、介助に反映します。

病状が進んで食べることが困難になってくれば、汁物にとろみをつけ、手伝うなど、介助方法をその都度、変えていきます。

これを介助する人たちの全員にしていくことが必要です。

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