介護福祉士国家試験の実技試験

介護福祉士の実技試験とは

介護福祉士国家試験の実技試験は、筆記試験に合格した者を対象に、毎年3月上旬に行われています。

筆記試験が介護福祉士としての専門的な知識を問う試験であるのに対して、実技試験では試験官を前にして、利用者役のモデルの人を相手に時間内に課題の介護を行うことで技術力がチェックされます。

この実技試験においては、採点基準となる細かいポイントが設定されており、合格ラインは60パーセントほどの正解率といわれています。

実技試験の内容とは

実技試験でどのようなことが問われるのか、基本の基準について社会福祉振興・試験センターのサイトで確認することができます。

実技試験出題基準を見ると、大項目として

1.介護の原則
2.健康状況の把握
3.環境整備
4.身体介護

が掲げられています。

この項目は、さらに中項目と小項目に細かく分かれています。

たとえば、上記のうち、

1であれば「コミュニケーション」「転落・転倒・強打の防止」
2では「感染予防」「体温、脈拍、呼吸の測定」
3では「ベッドメイキング、リネン交換」「換気、清潔」
4では「車いす」「食事の種類と介助」

といったように、介護の現場で必要とされるさまざまな内容が問われます。

実技試験は5分程度です。利用者のモデルを相手に、時間内に課題の基本を押さえた介護を行います。

時間になると、試験官が「終了」を告げます。たとえ、受験者は最後まで課題を終えることができなかったとしても、時間になれば終了しなくてはいけません。

実技試験の免除

介護福祉士国家試験のうち、実技試験が免除される方法があります。それは、実務経験3年以上を積んだうえで「介護技術講習」を修了することです。

介護福祉士養成施設等が実施する「介護技術講習」を受講して、修了認定を受けた場合は、受験申込の時に申請することで「実技試験」が免除されます。

せっかく筆記試験に合格しても、実技試験で落ちてしまうと、また次の年に実技試験を受けなくてはいけません。

筆記試験後、確実に合格する方法として、実技免除の方法を検討することはタイムロスがないため、よい方法といえるでしょう。

また、実務経験3年以上の人で「実務者研修(6カ月以上)」を修了している人、あるいは福祉系高校(新カリキュラム)を卒業している人も、筆記試験後の実技試験は免除となります。

介護技術講習を受ける方法

介護技術講習とは、養成施設などが実施する講習会のことをいいます。

介護技術講習会は32時間以上の講習で、一般的には4日間かけて行われます。総合評価と受講態度などが評価され、修了すると認定を受けることができます。

この講習会は受講料がかかり、参加は先着順であったり、抽選が行われたりする場合があります。

なお、介護技術講習の認定を受けたら、必ず自分で免除の申請手続きを行わなくてはいけません。実技試験の免除は、3回までです。

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