介護福祉士専門学校での実習

介護実習とは

介護福祉士の専門学校をはじめとする養成施設では、450時間以上の「介護実習」が義務付けられています。

介護福祉士として働くために、現場での実践力は不可欠なものとなります。厚生労働省が示す介護実習の目的に沿って、各養成校で介護実習のカリキュラムは組まれています。

したがって、専門学校ごとに実習の進め方は異なりますが、1年次は介護サービスの現場を理解し、介護における基本的な態度を学ぶことになります。

さらに、介護技術の習得、個別ケアの実践、他種職の専門性と役割の理解など、段階を経て学んでいきます。

実習先は、各学校が提携する福祉施設が中心となります。

たとえば老人ホームや老人保健施設、デイサービスなどの社会福祉施設や障害者・児施設がありますが、居宅介護実習も行うことが多くなっています。

学校によっては、校内に介護実習室、入浴介護実習室などの施設を備えているところもあります。

事前準備から本番へ

実習前には、実習目標や計画を立てて、実習期間内にどんなことを達成したいのか、習得したいのかを実習担当の教員や指導者とともに相談しながら進めていきます。

実習生として必要な基本的な就労のマナーや態度、困ったときの対応、相談の仕方などまできめ細かく指導されますが、学校の授業で学習した知識・技術などを、現場でどう生かしていくべきか。

実習は、それを自ら体感する場となります。

実習期間は1週間〜3週間程度と長く行われ、就労時間もその施設の職員と同じくらいです。職員として働くのと変わりありません。

そのため、アルバイトなどで社会経験のある学生以外の学生にとっては、実習が初めての就労経験になり得ます。

実習とは別に、より実践力を高めるため福祉施設でのボランティア活動に取り組む学生もいるようです。

介護実習が終わって

介護実習が終わると、どんな実習であったのかという実習報告を他の学生と共有する、振り返りの授業があります。

学校により事後学習はさまざまな方法で行われているようですが、たいていは介護実習報告書を書いて、発表するようなことが行われます。

実習を経験して、それを言葉や文章で表すことは、自分の考えや感情などを客観的にすることにとても効果的です。

そして、それを同じ実習をした学生と分かち合い、学び合う時間が介護実習の体験をより深くしてくれるものです。

自分がどんな福祉分野が合うのか、働きたいのかなど実習を通して気付くこともできるため、将来の就職活動に役立つことでしょう。

仕事体験談