介護福祉士専門学校の入学から卒業までの流れ

介護福祉士専門学校の1年間

介護福祉士を目指す人が通う介護福祉士専門学校は、2年制あるいは3年制の課程となっています。

その1年間の流れを追っていきましょう。

最初のイベントは入学式です。それが終わるとオリエンテーションが行われ、学校によっては新入生を歓迎するための催し物なども開かれます。

そして、いよいよ授業開始です。

将来の就職を視野に入れた実践的な科目が多く置かれている専門学校では、2〜3年の間に介護に関する基礎から専門的な科目をたくさん履修します。

また、学校内での勉強や演習と同時に、福祉施設などの現場で450時間以上の「介護実習」も必ず行われます。

介護福祉士専門学校での実習

介護実習は、1年次前期・後期、2年次前期・後期といった具合に卒業までの期間のうち何度かに分けて、バランスよく行われる学校が多いようですが、春休みなどを利用した短期集中での実習が入ることもあります。

このほか、介護福祉士の履修科目以外に、ガイドヘルパーやレクリエーションインストラクターのような研修が課せられている学校もあります。

専門学校では短期間でみっちりと専門性を身につけていくため、忙しい日々を送ることになります。

しかし、季節ごとにスポーツ大会や学園祭といった学校独自のイベントを開催する学校も多く、それらを通じて同級生との絆を深めることもできます。

いよいよ卒業が近づくと、日本介護福祉士養成施設協会によって教育目標達成評価のための「卒業時共通試験」が行われます。

この試験に合格して卒業になると、介護福祉士の国家資格が与えられ、登録することができます(ただし、2022年度の卒業生からは養成施設卒業生も国家試験を受けることが義務化される見通しです)。

1年目の専門学校生

高校を卒業してすぐに介護福祉士専門学校に入学した学生にとって、1年目は幅広い専門教育科目に手いっぱいになるかもしれません。

最初の介護実習に向けて、学校では実習事前指導が行われます。

学生にとって、この最初の介護実習は緊張や不安でいっぱいになっているようです。

しかし、実習を続けているうちに徐々に現場にも慣れてくるものです。学校で学んだ知識を、どう実践していくか自分なりに少しずつ掴めるようになるでしょう。

1年目は、学校生活に慣れながら、介護福祉士の仕事とは何かということをしっかりと理解していくことが大切です。

2年目の専門学校生

介護福祉士専門学校の多くは2年制となっていますが、その場合、2年目になるといよいよ「就職」が目の前に迫ってきます。

専門学校では学校の勉強やテスト、介護実習で忙しくなるため、就職活動に費やせる時間は限られてきます。そのため、1年生の頃から就職を意識して学んでいくことが大事です。

しかし、専門学校では就職に力を入れていることが多いため、情報収集や面接指導など、さまざまな面で学校のサポートを受けることができるでしょう。

人気のある施設では、他校の短期大学や大学、専門学校などから、どっと学生が集まってくることもあります。専門学校ではこうした就職指導として、面接の模擬練習や就職相談などが行われています。

また、介護実習中にきちんと行動していれば、実習先から内定をもらうこともよくあります。

介護福祉士の業界はまだ人手不足であるため求人は多いものの、福祉・介護の仕事場は多岐に渡ります。専門学校の卒業生や教員の情報をよく聞いて、自分に合った職場を探すことが大切です。

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