家具職人の就職先・活躍の場

家具製作会社や工房で働く

家具職人を志願する人はまず、家具関連の企業、工房等の求人情報を探しましょう。

多くの企業や工房は未経験者を見習いとして受け入れています。

始めの5年程度は修業期間であるため、賃金も低く、食べていくのがやっとであることも多いですが、努力して技術を習得すれば独立することも可能です。

独立して働く

前述のように、企業や工房で経験を積んだ後に個人で開業することを目指す家具職人も多いです。

最近では、インターネットの普及から実店舗を持たなくても、ウェブ上で容易に製品の販売ができるようなりました。これも独立への大きな後押しになっていると言えます。

たとえば、ダイニングテーブルであっても素材や工法によって完成形は無限に存在します。手掛ける職人によって出来上がりはそれぞれであるというわけです。

したがって企業や工房に属している場合、組織としての理念や方針に沿った家具を製作することが求められます。

これに対して、独立するということは自分のコンセプトで家具製作を行える環境を得るということを意味します。

素材や工法、価格設定も個人の裁量にまかされるのです。これは職人冥利に尽きるといえるでしょう。

しかし、個人での家具製作は顧客を得るために相当の努力が必要ですし、収入が安定しないこともあることでしょう。

独立して家具製作を行うことには大きな苦労も伴いますが、その分、クリエイターとして得られる喜びも大きいといえます。

職業訓練校・専門学校で働く

家具職人に学歴は不要ですが全国には木工技術を学ぶことのできる学校があり、そこを卒業してから就職を目指す人もいます。

家具職人には、そのような人たちを指導する講師として活躍するという道もあります。

ただし、そのような学校はそれほど数があるわけではないのでよっぽどタイミングがよくないと働き口を得ることはできないでしょう。

また、講師を務める人の多くが工房などに所属し、個人でも製作を行っているため、副業というニュアンスが強い場合もあります。

海外の工房で働く

ドイツやスウェーデンなど、海外の職業訓練学校で学びながら工房で働き、修了後も現地で就職する家具職人もいます。

そのまま永住する人もいれば、海外での就労経験を日本に戻って生かしている人もいます。

海外での就職は文化の違いや語学の壁等、苦労はつきものですが、その経験は家具職人として大きな武器になるだけでなく、人生の中でかけがえのない財産になるといえるでしょう。