鍵師の独立・開業

独立開業する人が多い仕事

職人的な要素の強い鍵師は、鍵屋などに就職して働くだけでなく、独立開業して働く人も非常に多い職業です。

鍵師の仕事は、お客さまから電話やメールなどで依頼を受けて、現場に赴く出張型のスタイルが基本となります。

現場では個人作業がほとんどですし、わざわざ店舗を持つ必要もないため、比較的開業しやすい職業といえるでしょう。

ただし、もちろん鍵師としての専門知識や技術が必要であることは言うまでもありません。

事前に考えておきたいこと

独立開業をするにあたって必ず準備しておくべきものは、開業資金です。

たとえ意気揚々と開業したとしても、誰もが最初から安定して稼げるようになるとは限りません。

個人で働く鍵屋は、直接エンドユーザー(お客さま)を相手にします。

また「鍵の紛失や破損」といった鍵のトラブルはそうそう発生するものでもないため、どうしてもリピートを望みにくい面があります。

つまり、鍵屋が安定して収入を得続けたいのであれば、自分でどんどん新しいお客さまを開拓していくしかないのです。

開業時に必要となるのは、作業をするための道具一式や出張用の車くらいですが、宣伝費のことなども考え、300万円~500万円程度は用意しておいたほうがよいとされています。

競争も厳しくなっている世界

商業施設内などの一角などで、鍵の複製や修理を行う店舗を見かけたことがある人も多いはずです。

これらの店はチェーン店であるケースが大半ですが、最近、個人でも鍵師を目指す人が増えており、鍵屋は飽和状態にあるといわれています。

たしかに、鍵師は実力さえあれば、働く場所なども問わず、自分の腕一本でやっていくことが可能な仕事です。しかしながら、いくら技術があろうとお客さまがいなければ収入はゼロです。

実際、独立開業してもすぐ廃業してしまう人も少なくありません。

鍵師として開業し、成功したいのであれば、営業力も非常に重要であることを認識しておく必要があるといえます。