鍵師は独立・開業できる?

鍵師が独立・開業するまでの流れ

職人的な要素の強い鍵師は、鍵屋などに就職して働くだけでなく、独立開業して働く人も非常に多い職業です。

鍵師の仕事は、お客さまから電話やメールなどで依頼を受けて、現場に赴く出張型のスタイルが基本となります。

現場では個人作業がほとんどですし、わざわざ店舗を持つ必要もないため、比較的開業しやすい職業といえるでしょう。

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鍵師が独立・開業するまでのキャリアパス

鍵師が独立を目指す場合、まず鍵師を募集している会社に就職し、鍵師としてのキャリアを積みます。

鍵師として独立するには、専門知識や技術が必要であることは言うまでもありません。

まずは先輩から知識や技術を習い、一人前になることを目指します。

その後、実力と自信がついてきたら、独立を考えます。

独立するには、まったくの個人で開業する方法と、大手チェーンなどのフランチャイズ・代理店として独立する方法の2種類があります。

個人で開業する場合は、比較的自由度の高い仕事ができますが、営業などに力を入れ顧客を獲得する努力が必要です。

フランチャイズや代理店で働く場合、企業の看板があるため比較的お客さまを獲得しやすいメリットがありますが、契約金が高くなるというデメリットもあります。

鍵師の独立・開業のメリット・デメリット

開業しやすい

鍵師の仕事は一人でもできる仕事です。

また、お客さまのもとに出張して仕事をすることが大半なため、オフィスや事務所などを構えなくても、道具さえあれば開業できます。

開業のために必要な道具や場所などが少なく、費用もやすく抑えられるため、独立のためのハードルが低いといえます。

営業が重要

商業施設内などの一角などで、鍵の複製や修理を行う店舗を見かけたことがある人も多いでしょう。

これらの店はチェーン店であるケースが大半ですが、最近、個人でも鍵師を目指す人が増えており、鍵屋は飽和状態にあるといわれています。

たしかに、鍵師は実力さえあれば、働く場所なども問わず、自分の腕一本でやっていくことが可能な仕事です。

しかしながら、いくら技術があろうとお客さまがいなければ収入はゼロです。

実際、独立開業してもすぐ廃業してしまう人も少なくありません。

鍵師として開業し、成功したいのであれば、営業力も非常に重要であることを認識しておく必要があるといえます。

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鍵師の独立・開業に必要な資金

独立開業をするにあたって必ず準備しておくべきものは、開業資金です。

たとえ意気揚々と開業したとしても、誰もが最初から安定して稼げるようになるとは限りません。

個人で働く鍵屋は、直接エンドユーザー(お客さま)を相手にします。

また「鍵の紛失や破損」といった鍵のトラブルはそうそう発生するものでもないため、どうしてもリピーターを望みにくい面があります。

つまり、鍵屋が安定して収入を得続けたいのであれば、自分でどんどん新しいお客さまを開拓していくしかないのです。

開業時に必要となるのは、作業をするための道具一式や出張用の車くらいですが、宣伝費のことなども考え、300万円~500万円程度は用意しておいたほうがよいとされています。

鍵師の独立・開業したときの給料・年収

独立開業した鍵師の収入は、技術力と営業力次第で大きく増減します。

たいていの鍵師は「1回の出張あたりいくら」という設定をしており、その額は、1件出向いて1万円~2万円程度が相場です。

仕事量が増えれば増えるほど収入は上がっていきますが、鍵のトラブルはいつ発生するかわかりません。

依頼の件数にはどうしても波があり、収入は不安定になりがちです。