住宅メーカーへの転職・中途の未経験採用はある?

住宅メーカーへの転職状況は?

住宅メーカー業界は、離職率がかなり高いことで知られています。

長時間労働が常態化していることや、土日祝日に働かなければならないこと、営業ノルマが厳しいことなどがその要因です。

新卒で入社した人のうち、3年後まで残っているのは3割程度しかいないという職場もあります。

このため、住宅メーカー各社は、足りなくなった人員を補充するという目的もあって、中途採用にも非常に積極的です。

新卒採用とは違って、時期を問わず通年で採用活動を行っていて、学歴不問・職歴不問という求人募集もよく見られます。

異業種から転職してくる人もいますし、業界内での転職も盛んです。

さまざまな職業のなかでも、住宅メーカーは、かなり転職しやすい部類に入る仕事といえるでしょう。

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住宅メーカーへの転職の志望動機で多いものは?

住宅メーカーへの転職の志望動機で多いのは、ものづくりにたずさわりたいという理由です。

家のように大きなものをつくるのは、誰でもワクワクするものですし、「誰かの役に立っている」ことを直接的に実感しやすく、やりがいを得やすい仕事でもあります。

実務経験を積んで「2級建築士」の資格を取り、設計も手掛けられるようになれば、よりものづくりの楽しさを味わうことができます。

また、シンプルに「お金を稼ぎたい」という動機もよく見られます。

高額な歩合給や営業報奨金にひかれて、一攫千金を夢見て住宅メーカーに転職してくる人もいます。

住宅メーカーのように、それまでのキャリアに関係なく結果しだいでいきなり大金を得られる仕事は、世の中全体を見渡しても、そう多くはないかもしれません。

住宅メーカー社員の志望動機と例文・面接で気を付けるべきこと

未経験から住宅メーカーで働くには

住宅メーカーの求人は現状かなり豊富であり、募集条件を定めず採用するという企業も珍しくありません。

未経験者であっても、すぐに住宅メーカーで働くことができます。

住宅メーカーは実力主義の仕事であり、年齢やそれまでの経験に関係なく、契約を取れる人が評価されます。

そういった点では非常にフェアであり、未経験者でも活躍しやすい仕事といえるでしょう。

ただし、未経験者の場合は、基本的に営業職のみの採用となる点には、あらかじめ留意しておく必要があります。

設計や生産、施工管理といった技術系の職種は、経験者のみ採用するという企業が大半であり、未経験者を懇切丁寧に育成するというところは非常に限られています。

未経験から技術系職種を志望する場合は、まずは営業としてキャリアを積むことが必要になるでしょう。

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住宅メーカーへの転職に必要な資格・有利な資格

住宅メーカーへの転職に必要な資格としては、普通運転免許が挙げられます。

住宅メーカー社員は、事務所や住宅展示場、モデルハウス、お客さまの建設予定地など、各地を自動車でまわりながら仕事を進めるので運転免許は必須です。

また、有利になる資格としては、「宅地建物取引士」や「ファイナンシャルプランナー」「住宅ローンアドバイザー」などがあります。

いずれの資格もとくに受験資格はありませんので、有利な条件で転職したいなら、現職中にチャレンジしてみることをおすすめします。

さらに、難易度としてはかなり高くなりますが、建築士資格があれば、どこの企業でも歓迎されるでしょう。

ファイナンシャルプランナーの仕事
建築士の仕事

住宅メーカー社員に必要な資格やスキルはある?

住宅メーカーへの転職に役立つ職務経験は?

住宅メーカーへの転職に役立つ職務経験としては、まず営業に関するキャリアが挙げられます。

どこの業界の営業経験であっても、つちかったセールストークの技術やプレゼン能力、交渉能力などは、住宅メーカーの仕事をするでも非常に役に立つでしょう。

建設会社不動産会社など、住宅メーカーと隣接する業界で働いたキャリアがあれば、必要な知識に共通点があり、前職での経験を生かすことができます。

インテリアコーディネーターなど、クリエイティブ系の職種を志望する場合は、デザイン会社やアート系の職歴が役に立つでしょう。

住宅メーカーに転職可能な年齢は何歳くらいまで?

住宅メーカーの仕事はかなりハードであり、1日中動き回らなければなりません。

お客さまとの打ち合わせやデスクワークなどで、夜遅くまで残業することも珍しくありませんし、来客の増える土日祝日が忙しくなるため、休みもかなり不規則になります。

こうした体力的な負担の重さから、住宅メーカーの中途採用では、「おおむね40歳くらいまで」としている企業が目立ちます。

一般的な職業の場合は、およそ30歳が転職できる上限とされていますので、それと比べると、住宅メーカーはほかの諸条件と同じく年齢制限もゆるめです。

ただ、覚えなければならないことも決して少なくはありませんし、資格取得などキャリア形成の観点から考えても、できれば30代前半のうちに転職することが望ましいでしょう。