樹木医に必要なこと・求められること

一般的な樹木に関する知識と技術

樹木医資格審査を受けるためには学歴は不問ですが、関連業界で7年間実務経験を積んでいることが応募条件として設定されています。

7年間、勤務実績があるということはそれだけで立派なキャリアであるといえます。

この期間で樹木に関する基本的な知識や技術は確実に習得しておく必要があるでしょう。

原因究明まで諦めない忍耐力

樹木医の業務は1日や2日で結果の出るものではありません。樹木の疾病原因の究明や治療方法の検討には長い期間を要することもあります。

また、実際治療が始まってからも効果がすぐに表れないこともあるでしょう。

都市計画や緑地造成に携わった場合、樹木が思い描いた状態になるまでには数年単位の時間がかかります。

このような状況の中でも根気強く業務に従事できる忍耐力は樹木医にとって必要不可欠なのです。

貪欲な探究心

樹木医資格審査は合格率20%という難関です。血のにじむような努力を重ねた人だけが認定される狭き門ですが、合格がゴールではありません。

樹木医として登録されてからがスタートであるのはいうまでもないでしょう。

認定に至るまでに深い知識や技術を習得していることは紛れもない事実ではありますが、樹木医が相手にするのは生き物です。教科書通りに業務が進むことはほとんどありません。

実際に樹木医になってからも常に向上心を持って知識や技術を高める姿勢を持ち続けられないと周囲の信頼を得ることは難しいでしょう。

専門知識をわかりやすく伝える力

樹木医が相手にするのは樹木だけではありません。診断・治療について関係者に分かりやすく説明する力がなければ業務を円滑に遂行することができないのです。

樹木医同士であれば専門用語の使用は問題ありませんが、一般の人を相手に難解な言葉で説明するのは適切ではありません。

相手の立場に立ったわかりやすい平易な言葉で説明する能力が要求されます。

また、樹木医の役割の一つに樹木に関する知識を人々に伝えるということが挙げられます。講演等で対象になるのは子どもから大人までさまざまです。

状況に応じた言葉遣いやトーンを考えなければなりません。教育的立場に立っている樹木医はより話術を磨く必要があるでしょう。

また診断・治療がすんだ後は医師でいうところのカルテの役割をする報告書を作成する必要があるため、文章力も併せてつけておくとよいでしょう。