塾講師に向いている人、適性

伝えたいという強い熱意がある

塾講師は言うまでもなく生徒に勉強を教えることが仕事です。

人に何かを教えるということは、決して簡単なことではありません。こちらがどんなに一生懸命教えても、その内容を生徒が100%理解するとは限らない上、学習意欲の低い生徒も珍しくありません。

しかし相手がどんな生徒であっても、講師側に情熱がなければ学習指導は成功しません。

もちろん、1回の授業では手ごたえが感じられないこともあるでしょう。前回の授業は成功したけれど今回はいまひとつだったということもあります。

それでも伝え続ける情熱、根気がある人が塾講師に向いているといえます。

生徒に寄り添う姿勢

実は塾講師をやっていく上で、前項で述べた情熱や根気だけでは不十分です。

これに加えて個々の生徒に寄り添い、自身のやり方を変えていく柔軟性の有無で講師としての良し悪しは決まっていくでしょう。

生徒が躓いているポイントはより丁寧に解説する、理解の良い生徒には発展的な内容を教授し、さらなるレベルアップを目指させるなど、生徒中心の指導ができるかどうかで生徒の満足度も大きく変化していきます。

ただし、集団授業の場合、あまりにこの点を重視しすぎると進度に支障が出ることもあるため適度にバランスをとっていくことも必要です。

いずれにしてもこの教え方をすれば誰でも理解するだろうという固定観念を持ち過ぎず、臨機応変に生徒に寄り添った指導の出来る資質が塾講師には求められています。

人の役に立ちたいという思い

これは教育職全般にいえることですがこの業界はいわゆる「サービス残業」をする日が非常に多いのが特徴です。

というのも講師の勤務時間は生徒の感知するところではありません。その日の授業内容で疑問に感じるところがあればそれがたとえ何時であっても生徒は質問にやってきます。

このような熱心な姿勢を無下にすることはできないのが教育者として当然のことです。

結果、自身の帰宅が遅くなったり、食事をとりそびれたりということも日常茶飯事。これは一般企業に勤務する人からすると異常ともいえる状況かもしれません。

こういった現状を負担に感じるようであれば塾講師としてやっていくことは難しいかもしれません。

生徒のためになりたいという献身的な姿勢が求められることを知っておくとよいでしょう。

よって、何よりも人と接することが好きであるということが求められる仕事です。

コミュニケーション能力は必須

どのような職業であっても求められる能力として筆頭に挙げられるのがコミュニケーション能力です。

もちろん、塾講師においても例外ではありません。実は教育職には「サービス業」という側面があります。

生徒にいかに満足のいく授業を与えられるか、生徒の希望の進路に進ませてあげられるかなど、生徒はある意味ではお客さまと同義なのです。

とくに塾業界においては結果が出せなければ生徒は他の塾に移ってしまうため、この傾向が顕著でしょう。

ある意味、塾講師は学校教師よりも難しい仕事といえるかもしれません。

すべての原点は生徒のためになるかどうか。

生徒を満足させるためにより良い指導を追求していくためには生徒からの信頼が必要不可欠。そして生徒からの信用を得るためには日頃からのコミュニケーションが必須というわけです。

これは保護者と連携をとる上でも同じことがいえます。

伝え方一つでトラブルにもなりかねないため、細心の注意を払った言動がとれるかどうかが問われます。