塾講師の志望動機、面接

人と接することが好きであることだけでは弱い

言うまでもなく、塾講師の仕事の中心は生徒への学習指導です。

言い換えれば生徒と学習を通したコミュニケーションを日々行っていくということになります。

したがって塾講師を志望する人のほとんどが「子どもが好き」「話をすること、教えることが好き」といった動機を持っていると考えていいでしょう。

これは塾講師の原点であるといえますが、これだけの志望理由では、他の志望者との差別化を図るのは難しく、あまりに短絡的であるといわざるを得ません。

そのため、人と接することが好きであるということを軸に自信の経験を肉付けしオリジナリティのある志望理由を構築するようにしましょう。

自身のそれまでの人生経験において子どもと接した経験から得たことや、他者とのコミュニケーションを通して学んだことなど塾講師として生かせそうな体験を織り交ぜた唯一無二の志望理由を持って、面接に臨むことをおすすめします。

講師経験のある人は大きなアピールポイントになる

学生時代のアルバイトや前職が教師や講師、家庭教師などの場合は面接時に強い武器になります。

教育職のやりがいや生徒との接し方、指導方法など、未経験者に比べてリードできる点が多いため、先方も即戦力として評価してくれる場合が多いでしょう。

経験を活かし、今後講師としてどう在りたいのか、展望を話せるようにしておくと、より情熱が伝わりやすいといえます。

ただし、いくら経験があるといっても採用された場合は新人からのスタートとなります。

面接時にはこれまでの経験をアピールするだけでなく、志望先で一から学びたいという気持ちもあわせて伝えるように心がけましょう。

志望先の業務形態に合った志望動機を

一言で「塾」といっても大規模なものから個人経営のもの、地域密着型、中高一貫校専門などといった特色はさまざまであり、方針はもちろん、求める人材も異なってきます。

また集団指導と個別指導では指導方法もそれぞれであるため、そのあたりもきちんと理解して志望しないとせっかく採用されても長く続けることができないといったケースも出てきてしまいます。

志望する前に該当の塾の規模や特徴、指導形態をよく理解し、それらに基づいた志望理由を考えましょう。

たとえば、受験指導がしたいのか、補習がしたいのか、扱う年齢層はどの位か、どの位の人数を相手に指導したいのかといったような点をまず明確にし、それに合致した志望先を見つけることをおすすめします。

面接官はここを見ている

面接時の注意点として強調すべきは身だしなみです。

これは教育業界全般にいえることですが、清潔感があることはもちろん、華美な髪型や化粧、服装などは大きなタブーとなります。

多感な年代の生徒たちの前に出るものとしてふさわしいかどうかということを面接官は厳しくチェックしていますので面接時の身だしなみには細心の注意を払いましょう。

次に声の大きさと度胸も面接官が目を光らせているポイントです。

採用側も新人に最初から完璧な指導など求めていません。

その代わり、最低限の条件として大きな声やはきはきとした受け応え、まっすぐな視線、迷いのない発言といった指導者として持っておくべき資質ともいえる点を面接時に見出そうとしているのです。

ぼそぼそとした声でうつむきながら発言していると、いくら塾講師の仕事に情熱を持っていても面接では良い印象を与えることはできませんので、十分注意しましょう。