塾講師の給料、年収、時給

初任給は比較的高い

塾講師は一般的に初任給が高めに設定されています。額としては、月給でおよそ20万円から25万円ぐらいの間に設定されているところが多いようです。

年収で考えると年2回のボーナスを見込んで350万円ほどからスタートすることが多いようです。

しかし、その一方で給料の上がり方は比較的なだらかになります。10年勤続した場合、月給で30万円前後、年収で500万円程度までしか伸びないことも珍しくありません。

勤務先の塾の規模や給与体系にもよりますが、平均年収としては425万円~450万円、月収で27万円~29万円あたりが相場でしょう。

待遇については社会保険完備、退職金制度なども完備している塾も多いため、比較的整っているといえます。

キャリアアップで収入もアップ

塾講師として収入を伸ばすにはまず、塾内で責任のあるポストにつき、役職手当の部分を大きくさせるという方法があります。

講師として入社した後、経験を積み、勤続10年前後で主任職、その後塾長や教室長といった管理職をまかされるのが一般的です。

管理職に就くと講師としての職務から離れ、経営者という要素が強くなるため、抵抗を感じる人も多いようです。

しかし、現在の生徒の動向や周囲の学校の様子、受験傾向など講師の視点とは違った立場で教育に関われることは大きなやりがいであるといえます。

また保護者や生徒から相談を受けたり、講師の指導をしたりとコミュニケーションの機会も多く、全体の精神的支柱として機能する立場であるため、長い目で考えて大きなスキルアップになるということができるでしょう。

給料についても塾長クラスになると700万から1000万といった年収を得ることも可能になってきます。

大規模展開している塾の場合、塾長としてさらにキャリアを積んだ後、いくつかの塾をまとめるマネージャー職についたり、少数ではありますが本社勤務となったりする場合もあります。

こうなってくると講師としての要素は極めて薄くなってきますが収入アップという面から考えた場合は、このような道も考えておくとよいでしょう。

戦力のほとんどが非正規雇用の塾も

最近ではメイン講師がアルバイトや非常勤講師、契約講師であるという塾も少なくありません。

もちろん、そこから正社員を目指すことも可能ですが雇われる側もより良い条件での雇用先を求め、あえて非正規のままでいるという場合もあるのです。

非常勤講師やアルバイトの場合、一コマでの時給換算となります。この業界の時給は比較的高く、1500円~2000円になります。経験や実力によっては3000円近くまで上ることもあります。

非常勤講師の場合の年収は、230万円~250万円ほどとなるでしょう。

高時給ではあるが苦労も多い

塾講師の時給が高額であることは前述の通りですが、それ相応の負担は覚悟しておくべきです。

大学生である場合、自身の学業との両立は易しいものではなく、忙しい日々の中で予習や教材研究の時間を確保することに苦労することは間違いないでしょう。

また生徒からすればアルバイトであろうが正社員であろうが先生は先生。相応の責任が課せられる覚悟も必要です。

家事や育児の合間に活躍する主婦講師も多いようですが勤務時間がどうしても夕刻から夜に及ぶため、長期間続けることは難しい場合がほとんどです。

Wワークが可能な場合も

非常勤として登用されている場合、複数の塾で勤務している人も珍しくありません。

もちろん、塾によってはWワークを禁じているところもありますが、非常勤の場合は比較的規定が緩やかであるのが一般的です。

副業は塾講師に限らず、通信教育の添削や家庭教師、あるいはまったく別の職種であることもあります。

もちろん、予習や教材研究を疎かにしない範囲で、ということにはなりますが個人の裁量で収入を伸ばすことも十分に可能であるといえるでしょう。