塾講師の独立・開業

理念なくして成功なし

塾講師として活躍している人の中には、「いつかは自分の塾を持ちたい」と独立・開業を目標としている人が実は少なくありません。

どのような業種であっても経営者になるには経営理念が必要不可欠です。

これがしっかりしていないと、たとえ独立・開業を実現しても次第に会社は弱体化していき、集客できず、残念ながら廃業となってしまうことにもなりかねません。

さらに塾の経営を行うにあたっては教育理念も併せて必要となってきます。

どんな生徒を育てたいのか、最終的な到達点をどこにおくのか、その実現のために塾としてできることはなんなのかなど、確固たる理念なくして塾の経営は成功しません。

そのためにはある一定の経験を積むことが大切です。

フランチャイズとして独立する

実際に独立を考えた際、方法の一つとして大規模展開している塾のフランチャイズに加盟して独立するということが挙げられます。

つまり、雇われ塾長になるということです。

完全な独立・開業とは言い難いかもしれませんが塾全体の運営を担うことになるため一講師ではできない経験を積むことができるでしょう。

この場合、経営母体がしっかりとしているため、運営、営業等のノウハウも確立しており、安心して職務にあたれるというメリットがあります。

一方で母体の理念遵守は絶対であるため、ときには葛藤が生じることもあるでしょう。

マニュアル通りの経営は思い描いていた独立・開業とは異なると考える人も少なくないようです。

結果、フランチャイズを脱退し、独立経営を考えるようになるケースは珍しくありません。

フランチャイズを独立・開業のためのトレーニングと捉えるのもあながち間違いではないでしょう。

ここで注意しなくてはならないことはフランチャイズ元との契約の際の規約に抵触しないようにするということです。

残念ながら契約違反を指摘され係争せざるをえない場合も少なからずあるので、しっかりと契約内容を確認しておきましょう。

立地や競合する相手の有無はチェックせよ

塾講師として独立するにあたり、どこに教室を開くかということが大変重要な要素になってきます。

学校が近所になく、そもそも子どもの数が少ない場所やすでに塾がいくつもあるような激戦区だと、集客にかなり苦戦することになるでしょう。

塾の経営は他のビジネスに比べると若干立地の重要度は下がりますが、やはり人口の多い地域の人通りがある場所に開くに越したことはありません。

また集客するための戦略、教室のテナント料や光熱費、宣伝費といった諸費用の準備も怠ることのないようにしましょう。

少子化に加えて、Webを利用しての学習も一般的になりつつあり、塾業界を取り巻く環境は安心できるものではありません。

しっかりとした理念と事業計画をもって、開業をすることが大切です。