助産師をやっていてよかったこと(体験談)

執筆者:いちご 28歳 女性 経験年数5年

たくさんの感動と感謝の言葉

私は、助産師として病院・クリニックでの勤務経験があります。

助産師というと、「赤ちゃんを取り上げる人」というイメージを持つ方が多いのですが、出産に立ち会わせていただくこと以外にも助産師の仕事や役割がたくさんあります。

大きく分けると、「外来」「分娩室」「病棟」の仕事があります。

外来では、毎日たくさんの患者さまが来院されます。妊娠中の方ももちろんいらっしゃいますし、不妊治療をされている方、ガン検診を受けられる方など、健康な方も病気で治療されている方もいらっしゃいます。

妊娠して初めて赤ちゃんの姿を見て、感動の涙を流されている場面に遭遇することもあります。また、病気の治療をされていてなかなか効果がなく、涙を流されている場面に遭遇することもあります。

嬉しいときも、悲しいときも、私たち助産師は患者さまに寄り添います。

そうすることで、より笑顔になられたり、「そばにいてもらえて安心しました。」「前向きになれました、ありがとうございます。」そういう姿が見られることはとても嬉しいです。

分娩室では、日々出産に立ち会わせていただきます。何時間、ときには何十時間にもおよぶ陣痛を私たち助産師は産婦さんとご家族の方と一緒に過ごします。

陣痛を乗り越え、赤ちゃんが無事に生まれ、元気な産声を聞いた瞬間は何度立ち会わせていただいても感動でいっぱいになります。

また、「元気に取り上げて下さってありがとうございます」「○○さん(私)にそばにいてもらえて良かった、安心しました」と感謝されたときは、助産師になって良かったと改めて感じる瞬間です。

病棟では、妊娠中で切迫流産・早産の方や悪阻の方、婦人科疾患で治療されている方が入院されています。

不安を抱えて入院されている患者さまに寄り添い、笑顔で退院される姿を見ると、嬉しくなります。

また、病棟では、産後のお母さんと新生児のお世話もさせていただきます。

とくに初めて出産されたお母さんは慣れない育児に悩み、時に涙を流されることもあります。

しかし、お母さんに寄り添い、励まし、初めからできなくていいこと、できていることを伝えることで、お母さんが笑顔になったり、「話を聞いてもらえて安心しました」と言ってもらえたりしたときは、助産師になって良かったと感じます。

家族や友人の力になれる

実は、助産師になって良かったと感じるのは、仕事上だけではありません。

助産師をしているため、月経不順や子宮ガン検診といった婦人科のことや、妊娠・出産・育児に関することなどたくさんのことを家族や友人に相談してもらえます。

家族や友人の不安や悩みに寄り添うことができたり、一緒に解決策や良い方法を見つけたりして「相談して良かった。」「身近にすぐ相談できるプロがいるから安心。」と言ってもらえるのはとても嬉しいことです。

私が助産師を目指した理由の一つに、身近な人の役に立ちたかったというのがあるので、そう言ってもらえると助産師になって良かったと感じます。

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