助産師の仕事で大切にしていること (体験談)

母児の命を守る

助産師の仕事で大切にしていること、それはどの助産師も共通していることだと思います。ただひとつ、「母児の命を守ること」だと思います。

妊娠、出産は自然のことで、病気ではありません。命を授かったら無事に生まれるものだと思われがちです。しかし、いつ異常に転じるかわからないのも妊娠、出産なのです。

私たち助産師は、そのような異常事態にたくさん立ち会っています。だからこそ、異常のサインを見落とさないように常に心がけて仕事をしています。異常のサインを見落としてしまったがゆえに、助けられる命も助けられなくなる可能性もあるのです。

妊婦さんや産婦さんの訴えに耳を傾け、赤ちゃんの心音や動きを感じ、何かおかしいな?と思うことがあれば、医師へ報告するのが私たちの役割です。ママや赤ちゃんの一番近くにいる存在が助産師なのです。

無事に産まれてくることは奇跡

特に出産の時、一番緊張感があります。産まれる直前まで赤ちゃんの心音はとても元気だったのに、産まれてみたらぐったりしている、ということもありました。

そういう時は、蘇生といって赤ちゃんの呼吸を助けたり酸素を与えたりしてどうにか、赤ちゃんが自分で呼吸ができるよう手助けをしながら赤ちゃんが自分の力で呼吸ができるように必死で助けます。

よく、「出産ってやっぱり感動するでしょう?」と聞かれますが、感動するというより無事に産まれてきてくれて元気な泣き声を聞いたらほっとする、といった表現のほうがぴったりきます。

それくらい、助産師は緊張の中で仕事をしています。無事に産まれてきてくれることは、奇跡だと私は思っています。だから、命の誕生は嬉しいし、素晴らしいのです。

仕事体験談