助産師の仕事で感動したこと(体験談)

執筆者:いちご 28歳 女性 経験年数5年

いのちの尊さ

仕事をしていて、妊娠すること、妊娠が継続できること、無事に出産できること、今生きていることは当たり前ではないということを日々実感します。

無事に妊娠され、順調に妊娠生活を送り、元気な赤ちゃんを出産される方は多いですが、そういう方ばかりではありません。

妊娠したいと思いながらも、なかなか妊娠することができずに、夫婦で何年も治療されている方。

妊娠しても、流産される方。早産で赤ちゃんが生まれ、長期間入院しなければならず、お母さんと赤ちゃんが数か月離れ離れになる方。

予定日間近に赤ちゃんがお腹の中で亡くなって、死産される方。

妊娠中は分からなかった赤ちゃんの病気が出産後分かり、生まれてすぐ手術をするも赤ちゃんが亡くなってしまった方。

今自分がこうして生きていること、それが当たり前ではないのだと思い、無事に母のお腹の中で成長し、無事に生まれ、今生きていることに改めて感謝の気持ちが芽生えます。

だからこそ、無事に妊娠し、順調に妊娠生活を送り、元気な赤ちゃんの産声を聞く瞬間には何度立ち会わせて頂いても、毎回感動します。

元気なお母さんと赤ちゃんの様子

病院で勤務していると、出産されたお母さんと赤ちゃんが入院されている期間は、経腟分娩の場合だと約5日間、帝王切開の場合でも約7日間ととても短いです。

その短い間でお母さんと赤ちゃんは随分成長しますが、それ以降の様子を知ることができるのは数少なく、退院後1〜2週間後に行っている母乳外来や赤ちゃんの体重フォローや1か月健診になります。

しかし、それ以外でお母さんや赤ちゃんのことを知ることができる機会が時々あります。

妊娠中、出産、産後に担当させて頂いたお母さんが、「おかげさまでこんなに大きくなりました」「是非次の出産のときも◯◯さん(私)に担当して頂きたいです」と病院宛に年賀状を送って下さったり、写真入りのお手紙を送って下さったりすることがあります。

また、ご家族やご友人のお見舞いの際にお子さまを連れて、私を訪ねて来て下さる方もいらっしゃいます。

中には、2人目、3人目の出産を担当させて頂き、そのときに以前取り上げさせて頂いた子にお会いすることもあります。

自分が妊娠中、出産、産後に関わらせて頂いたお母さんや赤ちゃんの様子を知ることができたときは、助産師になって良かったと思うのと同時に、元気なお母さんと赤ちゃんの様子を知り、感動でいっぱいになります。

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