助産師実習で学ぶこと

臨地実習の概要

助産師養成学校で、助産師としての学習と平行して、大体夏頃から「臨地実習」が始まります。臨地実習とは、助産師を目指す学生が、その知識と技術を実際に医療機関や保健機関で展開、学習することを言います。

実習先は、病院、助産所、周産期センター、保健センターなどで、助産診断技術実習、地域母子保健実習、助産管理実習などを行います。

そのうち助産師診断技術実習は妊娠・分娩・産褥期における、妊婦検診、分娩介助、産褥介助、各期毎の指導を行い、全実習の約8割を占めるとても重要な部分です。

特に分娩介助は、実習の中でも最も緊張する瞬間であると同時に、助産師の仕事の醍醐味を感じる瞬間です。

分娩介助の実習は大変

臨地実習は、看護師、保健師学校でも行われ、専門的技術を習得する非常に重要で有意義な教育課程ですが、助産師の臨地実習は看護師や保健師にはない特徴があります。

それは「夜間も実習を行なう」、「突然呼び出されることもある」ということです。

助産師学校では、実習において、助産師、医師の監督の下で8~10例の正常分娩の介助を行なわなければいけません。

しかしながら、お産はおおよその出産予定日はわかっても正確な出産日時はわかりませんから、実習期間に入ると、いつでも分娩介助に入れるように夕方~夜まで病院や寮で待機します。

とは言え、自分が待機している時にお産がないこともあり、助産師学校の学生にとって、この「分娩介助10件」を行なうことは大きな課題です。

命の誕生に関わるための大切な実習

このように、助産師を目指す人は、(養成学校の場合は)1年間で実に多くのことを学び、実習を行ないます。

肉体的・精神的にハードな局面もあるので、助産師になりたいという志はもちろん、体力も必要になります。

しかし、助産師という仕事は、『命の誕生』に関わることができる数少ない仕事であり、いつまでも「やりがい」を感じることができる仕事だと思います。

仕事体験談