柔道整復師の資格は国家資格
柔道整復師になるには、専門学校や大学で3年以上勉強し、柔道整復師国家試験に合格し、資格を取得しなければなりません。
国家資格とは法律などに基づいて実施される資格です。この資格を持つことで、一定以上の知識や技術があることが証明されます。
国家資格には弁護士や税理士、建築士といったものやシステム監査技術者やネットワークスペシャリストといった情報処理関連の資格など、さまざまなジャンルのものがあります。
国家資格の有無は職業によってさまざまで、たとえば、情報処理関連の資格などは、資格を取得していなくても業務に携わることができます。
一方、弁護士のように資格を持っている人だけがその仕事をすることができる資格もあります。
柔道整復師も弁護士と同様に、資格を持っている人が接骨院や病院などで柔道整復師として働くことができます。
資格を取得すれば開業もできる
資格の中には、その仕事をするために必須のものや、職業上の地位を保障されるもの、または社会的な信用を得られるものなどさまざまな性質があります。
柔道整復師の国家資格は、施術に必要な知識と技術を持っているという証明だけでなく、柔道整復師として独立開業する権利も得ることができます。
医療に従事する仕事に中には、知識や技術を病院内でしか活かせないものもありますが、柔道整復師は開業することに寄って、地域医療の一端を担うこともできるのです。
仕事場が広がる
柔道整復師の国家資格を持っていなくても施術助手として接骨院で働くことはできます。
しかし、あくまでも補助をするだけであり、患者さんの治療を行うのは国家資格を持った柔道整復師の先生のみです。
以前は資格を持たないで治療をする人もいたようですが、最近はこういった資格を持たないで治療を行っている人やその人を雇っている病院は摘発されるようになっています。
今後もこの流れは続いていくと考えられるため、柔道整復師の資格を取得することは必須といえます。