柔道整復師の一日のスケジュール・勤務時間や休日についても解説

柔道整復師の業務スケジュール

柔道整復師の勤務時間は、勤務先の施設や担当する仕事の内容などによって異なります。

たとえば、整骨院や接骨院に勤務する場合、基本的には診察時間内や受付時間内で働くことになります。

ただし、その前後には準備や片付けなどもあるため、実際の拘束時間は長くなりやすいのが特徴です。

午前診療と午後診療の間には2~3時間程度の休憩をはさむ場合が多いですが、患者さんの状況次第で休憩時間は短くなることもあります。

柔道整復師が朝から夕方までフルタイムで働くかや、パートタイムで1日に数時間だけ働くかなどは、雇用形態によっても異なります。

一方、お客さまの都合に合わせて仕事をするようなスタイルをとる場合は、働く時間帯が不規則になることもあるでしょう。

たとえばプロスポーツ選手のスポーツトレーナーになった場合、試合の前や試合の後に治療を行ったり、試合に合わせて選手の体調を整える手助けをしなければなりません。

日によっては選手と一緒に各地を移動することになり、休日も不規則なものになる場合があります。

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地域密着型の整骨院で働く柔道整復師の1日

整骨院・接骨院や病院における柔道整復師の勤務時間は、施設の受付時間や診療時間に合わせることから、ある程度決まったものになります。

8:30 出勤
治療用の服に着替え、院内の清掃など患者さんを迎え入れる準備をします。
8:50 朝礼
スタッフ全員で連絡事項の共有や挨拶の練習をします。
9:00 受付開始(午前)
患者さんが次々と訪れます。

一人ひとりに笑顔で挨拶し、症状を確認しながら治療を進めていきます。

12:30 午前診療終了
午前の患者さんが多かった日は、治療が昼休みの時間にずれこむこともあります。

午前中は近くに住んでいるお年寄りの患者さんが多いです。

13:00 休憩
柔道整復師の仕事は体力を使うため、昼食をしっかりととってリフレッシュします。
14:30 受付開始(午後)
午後も患者さんが続々とやってきます。

多少手が空いている時間はタオル類の洗濯や、カルテ整理など雑務をテキパキと片付けます。

夕方以降は学校帰りの学生さんや、会社帰りの患者さんが増えます。

18:30 受付終了
最後の患者さんまでしっかりと対応し、笑顔でお見送りをします。
19:00 片付け
すべての患者さんの治療が終わり次第、清掃や片付けを始めます。
19:30 退勤
忙しかった日は、もっと遅くまで残業となることもあります。

帰宅後はゆっくりと身体を休めたり、業務の幅を広げるために関連資格の取得のための勉強をしたりする人もいます。

病院(整形外科)で働く柔道整復師の1日

9:00 出勤
当日の予約状況を確認し、1日の動きをイメージします。

また清掃を行って患者さんを気持ちよく迎える準備をします。

10:00 診療開始
患者さんが来院されると、一人ひとりに症状をカウンセリングし、治療に入ります。
12:00 昼食
患者さんの予約状況によってはもっと遅くなることもあります。
13:00 午後の診療開始
午後は予約なしの患者さんを受け入れているため、午前中よりも忙しくなることが多いです。

集中して治療にあたります。

17:00 診療終了
患者さんの状況次第では、ここからさらに残業をします。
18:00 業務終了
当日の患者さんの治療がすべて終われば片付けをし、業務終了です。

柔道整復師の勤務時間・休日・残業

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柔道整復師の勤務時間・休日・残業

勤務体系の種類

柔道整復師の代表的な就職先は接骨院や病院の整形外科であり、これらの場に就職した場合は、基本的には診療時間に合わせて働くことになります。

平日はだいたい9:00~20:00の間で働くことが多いですが、院によってはもっと遅くまで営業していることもあります。

柔道整復師は、毎日決まった時間帯で開院から閉院まで「通し」で働くケースもあれば、長い診療時間を設定している院などでは、複数の柔道整復師が交代で働く「シフト制勤務」で働くケースもあります。

柔道整復師の勤務時間

柔道整復師の勤務の特徴は、診療時間ピッタリに出勤・退勤できるわけではないということです。

開院する1時間前には出勤して院内の掃除や準備を行いますし、閉院後にはカルテ整理や片付けなどで1時間ほどはかかります。

たいていの整骨院や病院では、午前と午後の診療の間に2~3時間程度のお昼休みが設けられているため、実働は8時間程度と設定されています。

とはいえ、昼休みや前後の準備・片付けを含めた拘束時間は長くなりがちで、シフト制勤務でない職場では毎朝8時くらいに出勤し、帰宅するのは日が変わる頃ということもあるようです。

ただし、柔道整復師の場合、医師とは異なり24時間勤務が必要になることはほとんどなく、基本的には朝から夜あまり遅くない時間帯での勤務となります。

柔道整復師の休日

柔道整復師の休日は、週1日~2日程度になることが一般的です。

基本的には接骨院や病院の休診日に合わせて休みますが、その曜日が土日祝日になるのか、あるいは平日のどこかになるのかは、勤務先によって変わってきます。

また、柔道整復師は勤務先や働き方によって、定期的に休日をとることが難しい場合があります。

たとえば、健康施設やスポーツ施設、介護施設では土日も営業しているところが多くあります。

こういった場合、柔道整復師はシフト制で勤務し、1ヵ月あたり6日~8日休みになるというパターンがよく見受けられます。

また、スポーツトレーナーとなって、プロスポーツ選手個人やプロスポーツチームと契約をした場合には、試合に合わせて選手の体調管理を行わなければなりませんから、休みは不規則なものとなりがちです。

同じ柔道整復師といっても、人によって休日のとり方はだいぶ異なっているといえます。

柔道整復師の残業時間

柔道整復師の勤務先では、診療時間があらかじめ決められていることが多いため、基本的に長時間の残業は発生しづらいといえます。

しかし、患者さんが多いなどの理由で、受付時間終了後も治療が長引けば、当然、柔道整復師の残業時間もそれだけ増えることになります。

日によって異なりますが、受付が終わった時間から30分から1時間程度は治療を続ける日もよくあります。

なお、残業代がきちんと支払われるかどうかは勤務先によります。

全額支払われるところもあれば、残業代なしで長時間働かなくてはならない職場もあるようです。

柔道整復師の残業状況や残業代については勤務先によってだいぶ異なるといわれるため、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

柔道整復師は忙しい? 激務?

柔道整復師の仕事は、時期によって特別に忙しくなったり、暇になったりすることはほとんどありません。

ただし、患者さんの数が多い院に勤務する場合は、次から次へと患者さんが訪れ、診療時間内はまともに休憩をとれないまま働き続けなくてはならないこともあるようです。

また、立地によって患者さんの年齢層も異なり、忙しくなる時間帯にも違いが出てくることがあります。

決して楽な仕事ではありませんが、夕方や夜早めの時間までを診療時間とする院に勤務する場合、深夜までの残業はほとんどないと考えておいてよいでしょう。

柔道整復師の休日の過ごし方

柔道整復師になる人は、比較的身体を動かすことが好きな人が多いようです。

休日はジム通いやジョギング、草野球、アウトドアなどを楽しむといった声がよく聞かれます。

一方、研修会やセミナーなどに参加して、スキルアップのために勉強をする人もいますし、自宅でゆっくりと過ごして身体を休ませることもあります。

柔道整復師は勤務先によっては週に1日程度しか休みがとれないため、限られたオフの時間を有意義に使うことが大事になってきます。