ジャーナリストのやりがい(体験談)

執筆者:ひろさん 男性 41歳

読者からの反響が喜びに

ジャーナリストの仕事を続けていて、やりがいを感じたり、喜びを感ずるのは、何といっても、読者からの反響やお礼、感謝の言葉が寄せられる時です。

私自身、ジャーナリストとしての仕事の分野はそれほど広くはありませんが、それでも、書いた記事や解説に関して、編集者を通じて、読者の声が寄せられます。

読者の声は、お手紙やお葉書、あるいは、メールで出版社に届くこともあります。

そうした読者の声は、記事の執筆者である私にも届けられますが、その中には、「いままで知らなかったことを勉強できて、大変ありがたかった」「解説の論調に感銘を受けた。読者の気持ちを代弁していただいたようで、お礼申し上げます」といった声が、よく寄せられます。

中には、「子どもに記事の内容を読んで聞かせ、子どもへの教育の一つとして役立たせていただいております」といった、思いがけない感想をいただくこともあります。

批判を受け入れることが大切

また、「記事の主張は理解するが、私の考えでは、必ずしも同意することはできない」「記事の視点はやや偏っているのではないか。もう少し幅広い観点から論じてもらいたい」といった、手厳しいご批判をいただくこともあります。

実は、こうしたご批判の方が、私にとって、ジャーナリストの仕事を続けていく上での参考になることが多いのです。

というのも、ジャーナリストは、常に自分ひとりで取材をし、物事を判断するため、時には、独善的、一人よがりに陥ることがあるのです。

新聞社など、組織の中で仕事をしている場合は、同僚や上司など、常に多くの人たちと議論をしながら、記事の作成を進めていくことが多いのですが、フリージャーナリストの場合は、そうはいきません。

そうした中で、読者からのご意見、ご批判は、貴重なものに思えるのです。

「あっ、そうした見方もあったのか」「自分の考えは少し一方的だったようだ」等々、反省させられることも多々あります。

編集者からの意見もやりがいに

読者からの声が私自身に対する何よりの励みになりますが、雑誌、情報誌等の編集者からのご意見、励ましの言葉も、仕事のやりがいの一つになっています。

「記事を寄せていただいて、紙面がソフトになり、分かりやすくなった」「新しい話題を提供していただいて、紙面全体がジャーナリスティックになった」等々のご指摘もあり、嬉しく感じています。

ジャーナリストにとっては、どういう分野であれ、あるいは難しい専門分野であれ、一般の読者に分かりやすく、噛み砕いて解説し、時には、自分自身の主張や考え方を提示することが一番の役割です。

そうした役割を果たせたかどうかは、読者の声を通じて知ることができます。

自分の意図したとおり、記事が書け、読者からの反応があったときには、ジャーナリストを続けていて良かったと感ずる時です