未経験からの転職は大変
ジャーナリストになりたいと思っても、この仕事はまったく業界経験のない人が、いきなり就けるような仕事ではありません。
そもそも、ジャーナリストという肩書を持つ人は、そのほとんどがフリーランスで活躍しており、新聞やテレビなどに対して自らが取材した記事を提供します。
「私はジャーナリストです」というのは簡単ですが、まったく知名度のない人がジャーナリストと名乗っても、人脈も実績もなければ認めてもらうことは難しいのが実情です。
したがって、基本的にはまず新聞社、放送局、出版社といった報道系のマスコミに入り、記者やレポーターとしての経験を積むところから考えていく必要があります。
そうして仕事をしながら自分の得意分野を見つけ、それを強みに独立するという流れをとっていく必要があるでしょう。
しかし、マスコミ関連の企業は非常に採用倍率が高く、簡単に転職できるような世界ではありません。
アルバイトからのし上がっていくか、知人に関係者がいればツテで何とか入社するといったことはできるかもしれません。
いずれにしても、未経験者が一からジャーナリストを目指すことは、かなり厳しい道のりになる覚悟が必要だといえます。
地道な下積みの日々を乗り越える
ジャーナリストは実力勝負の仕事です。
いくら取材をしようとも、自分の記事を買ってもらえなければ仕事として成り立ちませんし、ひたすら好奇心と問題意識を持ち続けていなければ、ジャーナリストとして生きていくことは難しいです。
とにかく、まずはこの世界に入り込んで、信用と信頼を得ることが第一です。狭き門ではありますが、人一倍の熱意があり、気持ちを外に向けていれば、チャンスがめぐってくるかもしれません。
ジャーナリストになるための道は、決して一つだけではありません。自分でさまざまな情報を集め、人脈を広げながら、道を切り開いていく気概が大切です。