ジャーナリストの仕事で大切にしていること(体験談)

執筆者:ひろさん 男性 41歳

時間を厳守する

ジャーナリストは、自分ひとりで仕事をやっているため、時間の観念が薄れがちになります。

仕事が気ままになったり、時には怠け心が起きたりします。そのため、時間厳守を常に自分に言い聞かせるようにしています。

時間厳守といっても、サラリーマンのように、出退勤の時間があるわけではありませんが、特に重視するのは、原稿の締め切り厳守、編集者との打ち合わせ時間厳守、アポイントメントの時間厳守などです。

これらの時間管理は社会人として当たり前のことですが、ジャーナリズムの世界に身をおく人間としては特に注意しなければなりません。

これは、その人の人格や信頼性のモノサシともなるからです。

ジャーナリストは時間にルーズ?

一般的によく「ジャーナリストは時間にルーズだ」といわれます。それは確かに当っています。

組織に束縛されないジャーナリストだけでなく、新聞記者を含め、ジャーナリズムの世界に席を置く人間全般にいえることです。

時間に追われて仕事をする人たちなのに、一見不思議に思われます。

それは、一つには、ジャーナリズムの世界を志す人たちはおおむね、組織の枠をきらい、個性が強く、自分本位の考え方の人が多いことによります。

そういう人たちはどうしても相手のことをあまり考えない、時間にも自分勝手になりがちです。

それともう一つは、ジャーナリズムの世界は、若い人たちから見ると人気の仕事であり、社会的にも評価が高いと勘違いされていることです。

そのため、ジャーナリズムで働く人たちには、知らず知らずのうちに、驕りの心が生まれているといえます。

相手を少々待たせてもかまわない、原稿が少しくらい遅れても許される、といった気持ちです。

これは、一般の会社員などの世界では許されません。サラリーマンとして失格でしょう。

時間を守ることで信頼が生まれる

ジャーナリストの中には、もちろん自分に厳しく、時間を厳格に律している人は多くいます。そうしたジャーナリストは、仕事でも有能であり、着実に実績を残しています。

私自身、そうしたジャーナリストを手本とし、少なくとも時間だけは、相手に迷惑をかけないよう心がけています。

原稿については、毎日追われるようなものはありませんので、編集者には前日に手元に届くよう心がけています。

それによって編集者に、原稿チェックや編集の時間的余裕が生まれます。取材のアポイント、編集者との打ち合わせなども同じです。

定刻10分前には、スタンバイするようにしています。それによって、質問内容をチェックしたり、質問項目に落ちがないかなど、取材・インタビューなどに臨む準備が整います。

時間を守るということは、相手から信頼されることにもつながります。自由な仕事と見られるジャーナリストだけに、常に厳しい時間管理を続けています。