人材コーディネーターに向いている人とは? 適性や必要な能力を紹介

人材コーディネーターに向いている性格・適性

人材コーディネーターに向いている人

人と話すことが好き

人材コーディネーターは求職者との面談をはじめ、人と接する時間が多いため、人と話すことが好きな人はそれだけで仕事がしやすくなります。

面談では、「こういうに働きたい」「こういうスキルを発揮したい」など、求職者のさまざまな思いを耳にすることになり、それがマッチングの提案に影響することも多いです。

特別に話が上手な必要はなく、聞き上手で、人と話すことに抵抗のない人なら、求職者も自分の気持ちを表現しやすく、よい印象を持ってもらえます。

また、対面での面談のほか、メールや電話による連絡の機会も多いため、さまざまな形でのコミュニケーションが得意という人は人材コーディネーター向きといえるでしょう。

気持ちの切り替えができる

人材コーディネーターの業務では、求職者に仕事を紹介してもあっさり断られたり、派遣先での仕事が始まった求職者から「派遣先と合わない」と相談されたりすることも多いです。

また、派遣先からは「送られてきた派遣が思うように働いてくれない」といったクレームも入ることがあります。

こうした場合に、ネガティブな気持ちになることは少なくないですが、それを引きずっていてはまったく関係のない別の求職者やクライアントにまで迷惑がかかってしまいます。

失敗やうまくいかなかったことについて、冷静に状況を整理したら、気持ちを切り替えて次の行動を始められてこそプロフェッショナルです。

人材コーディネーターは、人と接するなかで仕事をするため、どうしても精神的に落ち込む機会も多くなります。

だからこそ、気持ちの切り替えができる人が向いている仕事だといえるでしょう。

調整が苦でない

人材コーディネーターの役割は「クライアント企業と求職者をつなげること」です。

そのために、人材コーディネーターは、クライアントと求職者の両者を尊重し、双方が合意できるように条件を調整したり、気持ちを盛り上げたり、行動を後押ししたりしています。

案件によっては、希望の条件ではマッチングが進まず、折衝や交渉を必要とする場合もあります。

間に立って調整を行うのが上手な人は、マッチングの成約数も多く、クレームも少ない傾向です。

そのため、人と人をつなげたり物事を調整したりするのが得意な人なら、人材コーディネーターへの適性が高いといえます。

人材コーディネーター部門で働くには

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人材コーディネーターに必要なスキル・能力

コミュニケーション能力

人材コーディネーターは、さまざまな年齢、性別、学歴、職業の人と会うことになるため、高いコミュニケーション能力が求められます。

派遣スタッフやクライアント企業の担当者と正確に業務上のやりとりができなければならないため、対人でのコミュニケーションはもちろん、電話やメールでのコミュニケーションにも強いことが求められます。

対人での面談では、話を上手にするよりも、話しやすいように相づちを打ったり、相手の話の要点をまとめたりといったヒアリングのためのスキルが求められることが多くなるでしょう。

事務処理能力

事務処理能力は、人材コーディネーターに限らず高いに越したことはありません。

また、人材コーディネーターは労働市場や社会情勢、担当する業界の動きなどについてよく知らなければならないため、たくさんの情報を収集し、しっかりと理解しておくことが大切です。

また、登録スタッフの履歴書や職務経歴書、企業からの求人要項などさまざまな情報に目を通し、必要に応じて営業用の提案書類や求人広告・案内文を作成したりと事務仕事も多いです。

人材コーディネーターのメイン業務は対人での面談業務ですが、デスクワークが苦手ではつとまらない仕事といえます。

人材コーディネーターに向いていないのはどんな人?

妥協しがちな人

人材コーディネーターが業務でマッチングを行う際、条件にぴったり合う登録スタッフや求人案件がすぐにみつかるケースはそれほど多くありません。

また、条件が合っていても、個人の希望や適性、状態といったデータ化しにくい部分でマッチングするのが不安な場合もあります。

こうした場合に、「まあいいか」と妥協してマッチングを行ってしまうと、後からクレームになってしまう場合があります。

可能な限り、よりよいマッチングに向けて条件調整や提案を頑張れる粘り強さが大切です。

仕事を抱えたくない、早く終わらせたいという気持ちが強く、妥協してしまうタイプの人は少し注意して仕事にあたる必要があります。

対人関係でストレスを抱えやすい

人材コーディネーターの業務は、多くの関係者の利害関係のなかで進めていかなくてはならないため、自分が思ったようにいかないことも多いです。

時には、担当している人材やクライアントから厳しい言葉をもらったり、上司や営業担当者から無茶な仕事を振られたりすることもあるでしょう。

こうした時に強くストレスを抱えて引きずってしまうようだと、人材コーディネーターの仕事を長く続けるのは難しくなります。

ストレスを自覚したら、適度に受け流したり、気晴らしをして解消したりできるように普段から訓練しておくとよいでしょう。