人事に向いている人、適性

人に対して関心がある

人事の仕事では、組織の「人材」について深く関わっていくことになります。

そのため、人に対して興味があることは、この仕事をするうえでとても大切です。

人の力を誰よりも信じ、チームや組織において、一人ひとりの個性や力をどう生かしていけばいいのか考えていくことを楽しめるような人が人事には向いています。

また、採用活動を担当することになれば、学生や転職希望者などとも直接コミュニケーションをとる機会が多くなります。

志望者にとっては、人事の対応が企業イメージそのものになりうるため、明るくて感じのよい対応ができる人も、人事の適性があるといえるでしょう。

秘密を守れる

人事の仕事では、機密事項といわれる情報にもたくさん触れることになります。

たとえば、人事管理を行ううえでは、どうしても個々の社員のプライベートの情報まで知ることもありますし、昇進や昇格など、それを決定・発表するまで口外してはならない内容もあります。

そんな内容をペラペラ他人に話してしまうようでは、人事の役目は務まりません。

一人で秘密を抱え込まなければならない場面が多くなるため、口が堅く、約束は必ず守れるような人が人事には向いています。

物事を論理的に考えることができる

人事は、コミュニケーション能力が求められる仕事であると同時に、論理的な思考やバランス感覚も必要とされる仕事です。

たとえば、人事制度の企画・立案を行う際には、制度の有効性を理論的に考えていく必要がありますし、労務管理を行う際には、法律に基づく形で業務を進めていかなくてはなりません。

「感覚」や「直感」で仕事を進めては、うまくいかないことがたくさんあるのです。

また、多様な情報や価値観をまとめながら、ひとつの結論を導き出していかなくてはならないこともあるため、どこか一点だけ突き抜けている人よりは、バランス感覚に優れている人のほうが仕事をスムーズに進めやすいかもしれません。

人事は、企業経営を支える縁の下の力持ち的な存在となります。

目立たなくても、日々、自分で目標を立てて、そこに向かって地道な積み重ねをしていける人に向いている仕事だといえるでしょう。