自衛隊の現状と将来性

依然として人気は高い仕事

日本の平和と安全を守るために、自衛隊は時代を問わず必要とされる仕事です。

とくに近年は、災害時の救助活動でも自衛隊への期待が高まっており、「日本を支えたい」といった思いを持って自衛官として活躍する若者が強く必要とされています。

しかし、近年は自衛隊の人手不足が深刻になっているとされ、定員割れを起こすことも珍しくありません。

とはいえ、誰でも応募すれば簡単に自衛官になれるというわけではなく、とくに幹部候補生や防衛大学校などのいわゆるエリートコースでは、例年30倍や40倍以上の倍率が続くなど相当な難関となっています。

なお、自衛隊は採用時点での区分によって、その後のキャリアがある程度限定されてくるところがあります。

また、幹部を目指す場合でも、下から叩き上げでステップアップするか、はじめから幹部候補生として入隊するかによって、求められるものや訓練内容が変わってきます。

そのため、早いうちから将来を見据えて、どのような道を歩んでいきたいのか考えておく必要があるといえるでしょう。

良い面だけではない

自衛隊は公務員という立場から「安定」のイメージを持たれがちですが、決して良いといえる面だけではない仕事であることを認識しておく必要があります。

その一番は、危険をともなう仕事に関わる時間が多くなるということです。有事の際には家族の元を離れなければならず、危険地帯への派遣などで危ない場所に行かざるを得ないこともあります。

また、日頃のハードな訓練、そして昇級試験に合格しなければ退職を余儀なくされるなど、厳しい面も多々あります。

また、基本的に自衛官の定年は50代の半ばくらいとなっており、一般的な会社員よりも早く第一線を離れることになります。

自衛隊に対して憧れのイメージを抱いている人は、こうした点も含めて、本当に自衛官になりたいのかをしっかりと考えておいたほうがよいでしょう。