自衛隊の体験入隊

「体験入隊」の目的

自衛隊では、「体験入隊」という制度が用意されています。

体験入隊の目的は、防衛意識の高揚や人材募集、広報となっており、学生や社会人が「自衛隊とは何か」ということを感じることができる場となっています。

体験入隊は、自衛隊地方協力本部が窓口となって実施されているため、興味がある場合は連絡してみるとよいでしょう。しかし、基本的に個人での参加は受け付けていません。

近年は、組織の一員として行動することを学ぶため、会社の教育研修で参加する人も増えているようです。

また、数日間を集団生活で過ごすことで、チームメンバー同士で協力する協調性を身につけることを目的に参加する団体もあります。

他人と数日間一緒に生活することで仲間意識も生まれますし、何かと協力しないと仕事が進まないのが自衛隊であることから、体験入隊は企業の研修にはうってつけな部分があります。

本格的な訓練は行われない

体験入隊にはさまざまなものがありますが、いずれも自衛官の生活や訓練の様子を味わうプログラムとなっています。

理解を深めてもらうために、自衛官の基本的作法や敬礼、歩き方などを練習することはありますが、本当に入隊した時のように厳しく指導されるわけではありません。

レンジャー訓練におけるロープ渡り体験やテント設営なども行われていますが、難易度の高い訓練や、素人が行うと危険とされる訓練は行われません。

体験入隊に関しては、ちょっとした自衛隊気分を体感するというものであり、本当の自衛官の生活や訓練とはだいぶかけ離れている部分もあるようです。

本気で入隊を考えているのであれば、参加することによって訓練に対して甘いイメージを持ってしまう可能性があります。本気で入隊するつもりの人が参加する際には、その点を気を付けておくとよいでしょう。

大学生を対象とした体験入隊プログラムや、女性専用の見学・体験ツアーなどもあるため、興味のある人は調べてみるのもよいでしょう。