自衛隊で取れる主な資格・免許

誰でも免許を取れるわけではない

自衛隊ではさまざまな免許を取得することができますが、自衛隊で取得できる資格のうち最も代表的といえるのが各種車両の運転免許です。

車両は移動の基本になるため、職種関係なく必要になってきます。

とはいっても、すべての職種の人が平等に免許を取らせてもらえるかというとそうではありません。

普通科や輸送科など、比較的仕事で車両を使う機会が多い職種であれば、半年間の新隊員教育が終わって部隊に配属された後に、大型自動車免許取得のための教育(自衛隊では免許取得のための勉強や実技も「教育」といいます)を、すぐに受けさせてくれる場合があります。

ただし、部隊によっては階級が「曹」以上にならないと取得させてくれなかったり、2年以上の隊員に教育を受けさせていたりすることもあります。

この点については、配属された中隊規模における隊長の考え方で変わってくる面もあるため、絶対に大型の免許が取りたいのであれば、入隊する前に地元の連絡部の方に話しておくことをおすすめします。

さまざまな免許が取れる

自衛隊では高卒でもすぐに大型免許を取得させてくれますが、これは自衛隊だけの特例といってもいいものです。

通常は普通自動車の免許を取ってから何年かたたないと大型の免許を取得する資格が得られないため、最初の免許でいきなり大型が取得できるのは自衛隊のみとなっています。

このほか、大型免許を取得した後であれば牽引の免許も部隊によっては取得できます。

また航空科であればヘリコプターなどの操縦資格や、戦車を運転するための特殊免許、このほか小型船舶操縦士、電気工事士、自動車整備士、潜水士、危険物取扱者なども自衛隊で取得できる代表的な資格です。

他にもさまざまな教育がありますが、なかには職種で使う自衛隊内のみで有効な資格のようなものもあります。

自衛隊内のみ有効な資格は、当然、もし自衛隊を辞めることになってからは役立たせることができません。

資格取得は簡単ではない

部隊内で資格取得のための教育を受けられることになった場合には、その教育期間中は部隊の訓練などから外れて教育に集中することになります。

仕事に必要なものだとはいえ、給料をもらいながら資格がとれるのはありがたいことでしょう。

また、取得にかかる費用を自分で負担する必要はありません。お金をかけずにたくさんの資格を持てることは、自衛隊の魅力のひとつだともいえるでしょう。

しかし、自衛隊では取得を目指す全員を合格させなければいけないことから、運転免許にしても民間の教習所の講習とは厳しさが違います。そこは覚悟しておく必要があるでしょう。