自衛隊の寮の雰囲気

結婚するまでは駐屯地内に住む

自衛隊員は基本的に駐屯地内で居住することになります。

ただ、曹以上の階級や30歳以降の年齢になれば駐屯地の外、営外(えいがい)に住むことができるようになります。

しかし、結婚していたり、新たに結婚するのであればそれより階級が下でも営外で暮らすことができることもあります。

基本は士長までは営外へは出れません。

また曹であっても30歳未満の独身も同じように営外生活がダメだったりしますが、このあたりは配属された部隊によって変わりますので一概にはそうとはいえません。

ただ、少なくとも士長で結婚していないうちは営外で暮らすことはできません。

先輩たちと一緒の部屋割り

駐屯地の外を営外と呼ぶように、駐屯地内は営内(えいない)と呼ばれています。

そして営内で暮らす隊員達の各居室は営内班といいます。この営内班は、陸上自衛隊であれば大体3〜4人、多くても5人で一部屋になります。

普通は一期上(一年先輩)・二期上・三期上の先輩たちと一緒といったように、各期1人ずつで3〜4人の部屋割になります。

そして毎年、階級が上がる、任期満了で退官する、または新しく新隊員が入ってくるなどの理由によって部屋の人数にばらつきも出ますので、毎年春先になると新たに部屋割が発表されます。

ただ、すべての部屋で入れ替えがあるわけでもなく、その部屋から退官する人がいなければ次の一年も同じ顔ぶれで過ごすことになることもあります。

そして部屋の掃除は、基本は全員ですることになってます。

ただ、これはあくまでも基本で、部屋の先輩によってはすべて一番下の隊員にやらせることもありますが、体育会系の職業なのでこういったことはよくあります。

ただゴミ出しは一番下の隊員の仕事と決まっています。

普段は落ち着いた雰囲気

大きな訓練や演習が始まれば少しバタバタした雰囲気が続きますが、普段の営内は落ち着いた雰囲気です。

その日の仕事が終わればそれぞれがランニングなどのトレーニングをしたり、部屋でテレビを見たりゲームをしたりして過ごしています。

テレビやゲームなどの持ち込みも、部隊に配属されてから2〜3ヶ月経てば許可されます。

各部屋の雰囲気に関してですが、こればかりは部屋の一番上の先輩で決まってしまいます。

厳しい先輩と同室になってしまえばいろいろと大変ですし、逆に穏やかな先輩と一緒になればそれほど気を使うことなく過ごすことができます。

ただ、他の部屋にも出入りはできますので、同期の部屋がのんびりとした雰囲気であれば、自然と一番下の隊員達はその部屋に集まりがちになります。

節度を守ることが必要

しかし、どの部屋でも就寝の時間前にベッドで横になるのはあまり許されていません。いきなり上官が入ってくることもありますし、あまり気が緩みすぎるのは良くないという最低限の暗黙の了解のようなものがあります。

それにいくら仕事が終わったあとでも、部屋の先輩に頼まれればジュースを買いに行ったり、ちょっとした小間使いをされることもあります。

結婚して営外に住んでいる隊員は営外者用の部屋(ロッカールームのようなところ)があり、そこに訓練道具や着替えを置いておきます。