自衛隊の大型連休(お盆・年末)

大型連休は前半組と後半組に分かれる

自衛隊も公務員なので大型連休はしっかりあります。ただゴールデンウィークは大手の民間企業のように有休などをくっつけての連休にはなりません。通常のカレンダー通りの休みになります。

しかし、夏のお盆休みと年末年始の大型連休はある程度の日数が休みになります。ただ、自衛隊での大型連休は通常の会社とは少し違います。

まずお盆と年末年始の連休は、全ての隊員が同時に休みません。理由は簡単で、もし隊員が全員いなければ災害や戦争などが発生した際に自衛隊が機能しなくなります。

こうした事態を避ける為に、大型連休の時は休みが前段と後段の2つのグループに分かれています。まず前段の隊員が休みをとり、次に前段が戻ってきた後に後段が休みになります。

日数は隊員によって若干違い、代休(休日に仕事をした場合の振り替え休日)をつける隊員もいますので、大体10日前後から2週間くらいの連休になります。

スケジュールの提出が必要

休みを取る前は、連休の日程表を事前に提出しなければいけません。

これは大変細かく、たとえば、実家に帰省する時は何時のバスで駐屯地を出発し、何時の何線の電車に乗り、何駅で乗り換えして実家の最寄り駅に着き、そこからは迎えに来てもらうかバスなのかまで記入します。

他の日も同様で、どこか遠出する日は同じように細かく記入して自分がその日にどこにいるかを明らかにしておかなければなりません。大変面倒かもしれませんが、これは職業柄仕方がない部分でしょう。

特に遠出しない場合であれば自宅周辺などと書いておけば大丈夫なので、あまり気にし過ぎることはありません。

2年間は運転ができない

また、入隊してから最低2年間はプライベートで車を運転することが許されません。ですので、連休といえど入隊してしばらくの間は自分が運転する車で出かけることはできません。

こっそり運転する人もいるかもしれませんが、万が一事故などを起こした場合は始末書どころの騒ぎではありません。最低数カ月の外出禁止となることは間違いないので、大人しく従ったほうが安心して連休を楽しめます。

また、通常の休日でも同じですが、携帯電話は常に携行して常に連絡がとれるようにしておかなければなりません。滅多なことでは部隊から連絡はきませんが、もし電話に出れないと後で怒られてしまいますので常に電源は入れておきましょう。

連休中の訓練は少ない

前段や後段が休みの時は部隊の半分がいないようなものです。まともな訓練などができる状況ではないので、その時はのんびりと部隊で過ごすことができます。

ですので、大型連休の時は実質かなりの日数が休みのようなものです。普段の厳しい訓練から離れて、ゆっくり英気を養うことができるでしょう。