女性のJICA職員

女性と男性の仕事に違いはある?

たとえばイスラム教の戒律が厳しい国などでは、女性が働くこと自体が認められておらず、対等な立場で意見が言えないなどの事情があるため、女性職員が赴任したりプロジェクトを担当したりすることができません。

しかしJICA内では、女性と男性の仕事に差はないというのが定説です。女性だから、男性だからという視点で業務内容が変わることはありません。

また、昇進のチャンスも均等に与えられており、女性管理職も多くいます。

機会均等=転勤も均等

一方、言い換えれば、1〜2ヶ月おきの海外出張や、10年ごとの3年間海外拠点勤務も男性と同様にこなす必要があるということです。

このような条件下では、結婚・出産を考えている女性は綿密にライフプランを考える必要があるでしょうし、家庭がある場合は家族からの理解が欠かせません。

勤務地や異動先の希望を出すことはできますが、必ずしも希望が通るわけではありません。それは男性職員にしても同じことですが、女性が家庭を持ちながら海外勤務をするというのは、日本においてはまだまだ難しいことではないでしょうか。

産休と育休が充実しているJICA

出産と育児に関しては、JICAでは制度が整っているといえます。

女性は産休として産前産後各8週間(多胎妊娠の場合にあっては産前14週間)の休暇をとることができます。これは有給休暇として認められています。

また、最長で3年間の育児休業が認められています。育児休業は有給休暇ではなく、実際は3年フルは休業せずに復職する人が多いようです。

また、夫婦でJICAに勤めている場合は、配偶者も最長1年間の育児休業ができます。これは子どもが満1歳2ヶ月になるまでの期間に適応されます。

加えて、子どもが満2歳から小学校に入るまでの間は、時短勤務も認められています。

独立行政法人国際協力機構職員就業規則

総合すると、JICAは社風や制度的には女性が働きやすい職場といえますが、職務内容として出張や海外勤務が必須なため、家庭との両立が難しい仕事であるともいえます。