ジュエリーデザイナーの仕事内容

デザイン画の作成

ジュエリーデザイナーのおもな仕事はジュエリー製作に関するデザイン画の作成です。

まず最初にクライアント(依頼先)やお客さまのご要望や商品企画に基づいてラフスケッチを描きます。

次にコスト計算をしながら、ジュエリー製作の指示書および「製図」と「レンダリング」(完成予想図)という「デザイン画」を手描き(イラスト)あるいはパソコンで作成します。

製図は上から見た「平面図」、前から見た「正面図」、横から見た「側面図」の「三面図」を描く第三角法という「投影図」で表現します。

ときには「展開図」や「透視図」で描くこともあり、使用する線の種類や用途は日本工業規格(JIS)によって定められていますから、製図の知識や技術はしっかり学んで身につける必要があるでしょう。

ジュエリー製作

完成したデザイン画にしたがってジュエリー製作の工程に入りますが、ここからは別のジュエリー職人(クラフトマン)が担当したり、工場に発注したりなど分業することも珍しくありません。

もちろん自らジュエリーを製作するジュエリーデザイナーもいます。

その際、彫金(ちょうきん)・鍛造(たんぞう)・鋳造(ちゅうぞう)といった金属工芸の技法が用いられます。

具体的には彫金・鍛金(たんきん)をあわせた「彫金」と精密鋳造の「ロストワックス・キャスティング」のどちらかで貴金属を加工し、宝石研磨、石留め、仕上げをおこないます。

彫金には地金カット、なまし、ロウ付けといった貴金属加工の工程があり、さまざまな道具のなかでもタガネを使う点が特徴的で、一点物のジュエリーとなります。

ロストワックスの場合、ワックス(蝋・ロウ)原型やサンプル(試作品)のみジュエリーデザイナーが製作し、キャスト(鋳造)は工場に依頼することもあり、量産できます。

また製作だけでなくリフォームやリペア(修理)をすることもあります。

商品企画や販売、宝石鑑定など

商品企画についても分業することがありますが、自らおこなう場合はコンセプト、ターゲット、コスト、バランス、独創性、機能性などを考慮したアイデアが求められるでしょう。

そのほか商品開発やジュエリー製作のスケジュール管理、あるいはマーチャンダイザー(MD)がおこなう仕入れから販売までの商品管理なども、それぞれ担当者が存在する場合とジュエリーデザイナーが兼任する場合があります。

実際に接客することでデザインのヒントとなる需要がつかめることもありますし、宝飾鑑定士のような鑑識眼がつちかわれることも考えられます。